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バブルの思い出

世の中との折り合いがうまくつけられず、1年くらい大学にいかずにぶらぶらしてたけれど、さすがにこのままじゃまずいと思い、かといって大学に行く気にもなれず、リハビリがてらバイトでもしようと思ったのが、1989年の12月初め。人と会話するのが嫌だったの…

天満酒蔵

出張の帰り道、サンダーバードに乗る前に立ち寄った。大阪の天満は立ち飲み屋が軒を連ねるが、ここは座って呑める。瓶ビール大瓶が350円と値段は立ち飲み屋さん並み。ビール大瓶1本、燗酒、生中、野菜天ぷら盛り合わせ、きずし、鮭のあら炊き、関東煮4品盛り…

うめぼし電車

仕事で和歌山市まで行ってきた。サンダーバードで大阪まで2時間50分、大阪から和歌山まで紀州路快速で1時間15分、和歌山から和歌山電鐵で10分。遠かった、疲れた。 でも、和歌山電鐵は面白かった。行きの電車はクリスマスの飾りつけや近所の幼稚園児…

大掃除

いつかはやらなければ、と思いつつ先延ばしになっていた台所の換気扇周りの掃除をした。半年に一回はレンジフードを取り外して中の油をふき取らないと、フードの隅に油がたまって台所が油くさくなる。 先ずはホームセンターへ洗剤を買いに行く。いろいろあっ…

空気感

仕事でいろんな会社を訪問するようになって10年。会社のことは、何はともあれ実際にその会社に行ってみないと本当のところはわからないと、最近つくづく思う。報告書を読んでも、決算書を見ても、新聞記事を見ても、ネットの評判を見ても、伝わってこないこ…

東山散歩

この時期の金沢には珍しいポカポカ日和。息子は塾、娘は友達と遊びに行ったので、妻と二人で東山方面に散歩に出かけた。小橋から浅野川の左岸を主計町に向かう。主計町もお店が増えたなぁ、とか言いながら大橋を渡る。最近できた地ビールのお店で軽く飲んで…

この世界の片隅に

もう一週間前の話だけれど、富山に行って「この世界の片隅に」を見てきた。評判通りいい映画だった。 今まで戦争といえば、一億火の玉となって戦争に邁進していたか、ただただ悲惨な日々を我慢して過ごしていたかの、どちらかが強調されるばかりだったが、そ…

ピュリナワン Dash Button

ガラクタ好きの血が騒ぎ、ボタンを押すだけで注文が完了するというアマゾンのダッシュボタンを買ってみた。 買える品物は、猫の餌ピュリナワン。ホームセンターまで車で買いに行くのが面倒で、しかもお店に行ってみたもののほしい商品が品切れだったりするこ…

錆と人間 ビール缶から戦艦まで

自由の女神、飲料の缶、戦艦や戦闘機、橋、アラスカの原油パイプライン。これらは皆、技術の粋を集め莫大な費用をかけて錆から守られている。アメリカにおける錆による被害額は年間40兆円以上とも言われる。人間と錆との戦いやステンレス鋼の開発の歴史、…

宝泉寺からの眺め

この時期にしては珍しい晴天。明日、日曜日は雨との天気予報なので、朝ごはんを食べてから散歩がてらジョギングに出かけた。東山の茶屋街を抜けて浅野川沿いを上流に鈴見橋まで走って折り返す。常盤橋で浅野川の右岸に渡り、植木屋さんが公園の樹木に雪つり…

懐かしい友達

アメリカのシリコンバレーと呼ばれるあたりに住んでいた頃の友達が我が家に遊びに来てくれた。同じアパートに住む日本人同士ということで仲良くしてもらっていたご夫婦だ。ろくすっぽ英語が喋れない我々夫婦をレストランに連れて行ってもらったり、サンクス…

藤田一照さんの公開仏教講座

藤田一照さんのセミナーに参加してきた。藤田さんは曹洞宗の僧侶で、「現代坐禅講義」など禅に関する著書を出されている。 現代坐禅講義 只管打坐への道 - benton雑記帳 今回は永平寺で雲水さんを相手に二日間講義をした後、金沢に立ち寄られたそうだ。じっ…

汲み出し

11月5日の土曜日の夕方、瓢箪町にある「花のアトリエ こすもす」で陶芸家の工藤和彦さんの個展を見てきた。工藤さんは北海道の旭川在住で、地元の土を使った黄色の粉引や白樺の灰を使った白い粉引に特色がある。私は10年くらい前、黄粉引の片口を買って使っ…

一汁一菜でよいという提案

料理研究家としては随分思い切った提案。日常の食事は、いつもと同じものでいい。毎回何か真新しいものを作ろう、品数を増やそうと悩まなくていい。ご飯と、味噌汁と、漬物。これだけでいい。一汁一菜が和食の基本。もし余裕があればおかずを一品ってみよう…

ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ

著者の三枝匡が株式会社ミスミの社長として企業改革に取り組んだ実話を元にした、企業経営ドラマ。改革の過程で遭遇する数々の修羅場が生々しく描かれていて迫力あります。 新たな事業計画の立案、製品別損益を正確に把握するための原価計算制度の改革、一気…

チェスの話 ツヴァイク短篇選

ドイツの作家、ツヴァイクの短篇集。「目に見えないコレクション」、「書痴メンデル」、「不安」、「チェスの話」の4話。 「チェスの話」は、ニュヨークからアルゼンチンに向かう客船の中で、チェスの世界チャンピオンとある男がチェスをする話。その男はナ…

現代坐禅講義 只管打坐への道

坐禅の真似事を始めて1年。毎朝2、30分坐るようにしている。自分が実際に坐っている時に感じていることと照らし合わせると、この本に書いてあることが少しわかってくる。今回読むのは2回目。最初に読んだ時には頭で理解できても実感できなかった、坐骨の…

秋刀魚のコンフィ

仕事帰りに別院通りの「いなさ」に寄る。鯛と生姜の和え物で白ワインを飲んだ後に、秋刀魚のコンフィをお願いする。コンフィというのは低温の油でゆっくりと加熱するフランスの調理法のこと。秋刀魚を丸ごと油に入れて100度以下の温度で1日加熱するそうだ。…

地方創生大全

役所の補助金を使って地域振興事業をやることのダメさ加減を徹底的に見せつけます。 まずは「ゆるキャラ」から。大のおとなが税金を使ってまでやる程のものか、ゆるキャラグランプリを取ったところで経済効果があるのか。と切り捨てます。実は大した成果をあ…

日曜大工

妻がガスの乾燥機を買った。乾燥機をお風呂の脱衣所の棚があったところに置いたので、棚に入れていたバスタオルや下着を入れる場所がなくなった。そこで洗濯機の上の空いているスペースに棚をつけることにした。ついでに妻からずっと言われていた脱衣所に洗…

絵でわかる人工知能

シンギュラリティにニューラルネットワーク、機械学習、ディープラーニング、ベイズ統計、モンテカルロ木探索、などなど。人工知能に関する用語の数々をイラストとともに解説します。 著者は、「人工知能が囲碁で人間に勝った。さあ大変。人工知能が人間を超…

海商三代 北前船主 西村屋の人々

羽咋市一宮に本拠を置いた北前船主の西村屋の勃興から没落まで三代の歴史。初代の忠兵衛が生まれたのは、1819年(文政2年)、三代目の忠吉が亡くなったのは1934年(昭和9年)この間の約110年の激動の歴史です。 初代は北海道の鰊〆粕の取引で大儲けし、2代…

都市を生きぬくための狡智 タンザニアの零細商人マチンガの民族誌

タンザニアで古着の売買に関わる人たちを民俗学的に調査するために、実際に古着の行商人や仲買人になった体験や聞き取り調査の内容を論文の形にまとめた本です。著者は当時大学院生だった女性。決して治安がいいとは言えない、タンザニアのとある都市の繁華…

(インターネット)の次に来るものー未来を決める12の法則

インターネットの次はどうなるのか? 12の方向を解説する。 コグニティブ=認知する。いろんな機械が環境、状態を認知するようになるそうだ。 〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則 作者: ケヴィン・ケリー,服部桂 出版社/メーカー: NHK…

パクリ経済ーコピーはイノベーションを刺激する

著作権によっても、特許によっても保護されないもの、料理のレシピや洋服のデザイン、お笑いのジョーク、手品のタネ、アメフトのフォーメーション。これらは法律で保護されなくても革新的なイノベーションが次々と産み出されている。なぜ、法律で保護されな…

阿含経典 2

阿含経典の2巻目、この巻では「六処」と呼ばれる、人間の6つの感覚器官、目、耳、鼻、舌、皮膚、心と、それぞれの感覚器官から入ってくる、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、意識をいかに制御するかについてが述べられる。後半は「偈」という詩の形式で語ら…

ぼくの複葉機

「星の王子様」、「チョコレート工場の秘密」、「カモメのジョナサン」。この3冊の本に共通することは何でしょう? 答えは、 著者が3人とも飛行機乗りだということです。星の王子様を書いた、サン・テグジュペリ(1900〜1944)は、フランスの郵便物を運ぶ飛行…

楽園のカンバス

ルソーの絵は子供の頃から好きで、小学校の図工の教科書に載っていた「眠れるジプシー女」を授業中に飽きもせず眺めていた。中学生の時には「夢」のようなジャングルの緑をまねて描いてみた。アメリカに住んでいた時には、「異国風景」を見るために、パサデ…

サマルカンドへ ロング・マルシュ 長く歩く2

60歳を過ぎてから歩くことに魅了されたフランス人の元新聞記者が、トルコのイスタンブールから中国の西安までの12,000㎞1を4年間かけて徒歩で旅行する。その2年目の旅。トルコとイランの国境からイラン、トルクメニスタンを通ってウズベキスタンのサ…

失われてゆく、我々の内なる細菌

著者はまず、人間は自分の体の表面や消化管の内部などに100兆個もの細菌を保持していることを示す。ちなみに人間自身を構成する細胞の数はたったの30兆個だ。体内の全ての細菌の重さを合計すると数キログラムにもなるそうだ。それら細菌は数百万年をかけて人…

昨日の世界(1)

シュテファン・ツヴァイクは、1881年にオーストリアに生まれたユダヤ系の作家。詩や戯曲、伝記などの作品を残しているが、1941年に亡命先のブラジルで自殺している。この本は自殺の直前に書かれており、ツヴァイクは19世紀までのヨーロッパ文明を懐かしみ、…

エカチェリーナ大帝(上)(下)ある女の肖像

エカチェリーナ2世はロシアの女帝で、在位期間は1762年から1796年。北ドイツの諸侯の娘であったが、ロシアの王室に嫁いで皇位を継承する。在位中には、黒海艦隊を設立し、トルコとの戦争に勝利。ウクライナやクリミア半島を併合する。また、プロイセン、オ…

脳外科医マーシュの告白

仕事の中で、いろいろな心配事はあるけれどとにかくやるしかないという時、「まあ、誰かが死ぬわけでもないし、思い切ってやろうや。」と半分冗談で言うことがある。しかし、脳外科医の仕事は、ちょっとしたミスで患者が死ぬ、もしくは重大な後遺症を及ぼす…

香華園

能登島でのシーカヤックスクールの後、お昼ご飯は七尾市内の中華料理店「香華園 川原町店」に行った。地元の人にしみじみとしていいと教えてもらったお店だ。かなり寂しい商店街の奥の方まで歩いてようやく発見。入口が少し奥まったところにあって営業してる…

野生の知能 裸の脳から、身体・環境とのつながりへ

コオロギの雌は、雄の声を聞き分け好みの声で鳴くパートナーを求めて動き回る。 ケアシハエトリグモは、他のクモの巣に取り付き、自分の存在を気づかれないように獲物が巣にかかったと思わせる振動を送りながら、家主のクモに忍び寄る。それま一直線に近くの…

能登島のシーカヤック

高校3年生の息子が受験勉強に疲れたのか、藪から棒に「シーカヤックやってみたい。」とつぶやいたので、1日くらい息抜きに出かけてもいいやろということで、「カヌーあいらんど」の初心者シーカヤックスクールに参加してきた。 カヌーあいらんど TOP 朝9時…

心臓の科学史 古代の「発見」から現代の最新医療まで

心臓の病気とその治療法に関するあらゆることについての本です。心臓カテーテル法、冠動脈造影法、人工心肺、ペースメーカー、心臓移植、人工心臓、バイパス手術、アンギオプラスティー、ステント留置術、スタチンの開発などなど。 初めて心臓の外科手術が行…

土用の丑、墓そうじ

金曜の夕方、土用の丑の日のうなぎを届けに、実家の母のところへ行きそのまま一緒に晩御飯を食べる。今はお商売をやめてしまった魚屋さんが土用の丑のうなぎだけは注文をとって焼いてくれるという特別なうなぎだ。身が厚くてふんわりと柔らかく、クセもない…

ロング・マルシュ 長く歩く アナトリア横断

60歳で退職した新聞記者がトルコのイスタンブールから中国の西安までシルクロードを4年がかりで歩いて旅する。この本はその中のトルコ国内編。イスタンブールからイランとの国境近く、アララト山の麓の町ドウバヤズトまでを歩いた記録です。 著者が年齢を…

ベランダでバーベキュー

妻が羊を食べたいと言うので朝一番でコストコへ行きラムチョップと豚スペアリブを買う。ついでにサザエも。ラムチョップは塩胡椒してオリーブオイルとピノノワールとローズマリーでマリネする。スペアリブは15分ゆでてから、タマネギ、ニンニクをすりおろし…

阿含経典1

阿含経典は、原始仏典の中の相応部経典の中国語訳。釈迦が弟子たちに直接話した言葉をもっともよく伝えていると言われている。相応部経典とは、縁起、因縁などのテーマに関連した説教をまとめて編集した経典です。 1巻では、仏教における存在の法則である「…

エバンス

息子は塾、娘は部活で1日家にいないので、今日は妻と二人で久しぶりに外でお昼を食べることにした。 落ち着いてゆっくり食事できそうで、それほど堅苦しくもなさそうなので、尾張町にあるイタリア料理のエバンスに行ってきた。香林坊へ歩いて行く時にお店の…

あるミニマリストの物語ー僕が余分なものを捨て人生を取り戻すまで

妻も子供もいる身で、家中のものをじゃんじゃん捨ててしまう訳にもいかないのですが、近頃、余分なものはできるだけ持たないようにしたいと感じています。 ものが増えると、置いておく場所や、それを維持するお金、手間が必要となり面倒です。特に以前はあれ…

私は魔境に生きたー終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年

太平洋戦争中、東部ニューギニアでの戦闘で山奥に取り残された著者が、その後10年間にわたり仲間と山中で生活した記録。 戦闘に敗れて、山奥を彷徨する兵士たちが飢えやマラリアでバタバタと倒れていくところは悲惨としか言いようがない。行軍の経路に脱落…

「食の職」新宿ベルク

JR新宿駅の東口のすぐ近くにある、ベルクというお店の副店長さんが、お店について語った本。15坪の小さいお店だけれど、本格的なコーヒーやパンを安く提供しているらしい。ビールも飲めるそうだ。 この本は、ベルクと取引しているコーヒー屋さん、パン屋さ…

沖縄決戦 高級参謀の手記

沖縄戦の作戦を立案し、軍司令部の中で唯一の生き残りとなった高級参謀の八原博道の手記。 昭和19年3月に南西諸島の防衛を任務とする第32軍が設立され、八原は参謀に任命される。八原は、島内各所に地下陣地を構築して、アメリカの艦砲射撃を耐え、アメリカ…

病の皇帝「がん」に挑む 人類4000年の苦闘

上巻にあるインタビューで、医師でもある著者は、がんの患者さんに向けて、がんというのはどんな病気かを詳しくに説明して、ありのままを知ってもらうためにこの本を書いたと答えている。 腫瘍を取り除く外科手術、がん細胞だけを殺す薬を探し求める化学療法…

DMM.com 亀山敬司会長の講演会

非常に興味があったので、3,000円のチケット買って聴いてきた。 マスコミ等で一切顔を晒していないので、どんな人か一度見たかった。 私と同じ加賀市出身で、実家の近くにDMMの巨大な物流基地があったり、亀山さんが経営しているレンタルビデオ店に昔はよく…

野崎洋光が考える美味しい法則

野崎さんは、料理屋には料理屋のやり方があるし、家庭には家庭の料理がある。家庭が料理屋の料理を真似するのはおかしいときっぱり言ってくれます。 例えば、青菜のおひたし。料理屋はたくさんの料理を一度に出さなければならないので、味を一定にするために…

Who Get's What

お金では解決しづらい問題、お金を絡めると嫌悪感を感じる人が出てくる取引がある。例えば、ドナーの腎臓を移植を待つ人にどうやって配分するか、子供たちがどの公立中学に通学すべきか、研修医をどの病院に割り当てるべきか。 そもそも、腎臓の売買は強い嫌…