輪島

近所の酒屋さんに夕方日本酒を買いに行きました。輪島の白藤酒造さんの「輪島物語」を買いました。しっかりした味ですがそんなに重い感じでないので、バクバク食べながら飲むのにいいかなと最近よく買っています。


今回の能登地震の後に、白藤酒造さんのところへ後片付けのお手伝いにお店の方は行ってきたそうで、少しお話を聞かせてもらいました。酒蔵など建物の崩壊は免れたそうですが、今後のことも考えると建替えなければいけないそうです。地震で今年仕込んだお酒の半分はこぼれたり埃が入ったりしてダメになったとのことです。被害はかなり大きいようですが、復興に向けて一生懸命がんばっていらっしゃるとのことでした。勝手ながら私もそれに答えて輪島、能登のお酒を集中的に飲んでみたいと思います。


輪島といえば輪島塗ですが、地震では輪島塗の工房にも大きな被害がでたようです。もう生産できないくらいに生産設備が壊れたわけではないのですが、バブル以降の不況の影響で生産額が最盛期の半分以下まで落ち込んでいたところに今回の地震があったので、このままま作るのをやめてしまう人がたくさん出てくるのが心配です。


うちにはたった一つだけですが輪島塗の汁椀があります。娘の味噌汁用のお椀です。たしかに少々値段は高いですが、西洋の有名なブランドのティーカップを買うことを考えれば、汁椀は毎日使うことを思うとかえって安いくらいです。持った感じの心地よさや、塗りの美しさは明らかにその辺のお椀と違います。食洗器にはかけられませんが普段使いにしても全然問題ないし手間もかかりません。あとあと塗りなおしもしてもらえるので、長く使い続けられます。


毎年1つずつ、家族の汁椀を買い足していこうと思っていたので、来週のお休みには輪島へお椀とお酒を買いにいってみよう。