完成上映会

3月に長男が参加した「子供映画教室」で作成した映画の上映会が香林坊シネモンドであり、家族全員で見に行きました。ドラマ班とドキュメント班に分かれて子供たちが2日間で作った映画です。長男がメンバーになったドラマ班の作品は、石器時代の王様が拾った種を植えたら芽が出てブラックホールになって、お姫様を助けてめでたしめでたしと思ったら夢だったという、良く分からないストーリーで、シナリオを自分たちで考えたり衣装を作成するのに時間がとられたのか4分間と短い作品でしたが、みんなが楽しく撮影していたことが覗えて面白かったです。


ドキュメント班の作品は、「愛」をテーマにということで、21世紀美術館に来たカップルに、「はじめてキスしたのは何処?」とか「相手のどんなところが好きですか。」とかインタビューして、最後にキスしてもらうというものでした。50組以上にインタビューしたそうです。子供たちにキスしてくださいと言われて、うろたえる若い人から、ハイハイと何事もないようにキスする年配のカップルまで、それぞれのカップルの背景がにじみ出てくるようでした。家族連れへのインタビューで、お父さんとお母さんにキスしてくださいと言われた瞬間に両親に挟まれて座っていた男の子が手で顔を抑えて恥ずかしそうにした表情がよかったです。


子供が映画監督になればいいと思っているわけでもないのですが、彼の引き出しが1つでも増えればと思い、一昨年から続けて参加させています。


好き勝手なことを言っていたであろう子供たちの面倒を見ていただいた、中江裕司監督や金沢コミュニティシネマのスタッフの方たちに感謝します。今日から中江監督の「恋しくて」がシネモンドで上映されています。