スティーブ・ジョブズ 偶像復活

わがままで、短気、人の気持ちを踏みにじることも平気でするけれど、人の才能を見抜いて、やる気にさせるのがうまいひとです。彼がアップルからの追放され、復帰し、CGアニメーションとipodでの成功するまでのことを中心に書いた本です。


会議の席で、自分が書いたホワイトボードに少し書き込みをされたといって激怒して、部下をクビにしてしまいます。自分の立場が有利になると一旦合意したことも平気で覆してしまします。なんでも自分の手柄にしようとします。おまけにケチです。あまり一緒に仕事したくないタイプの人です。でも、何か人をひきつけるものがあるのか、才能のある人を次々と引き寄せて、鼓舞してやる気にさせて世間をアッと言わせるようなものを生み出します。


何がそんなに魅力的なのかと考えてみると、まず、自分がやりたいことや実現したいことが強烈に心の中にあって、どんなことがあったも実現するという強い意志と実行力と、人をワクワクさせるような言葉です。(確かに私が聞いてもわかりやすくて、惚れ惚れして引き込まれるようなプレゼンテーションです。)


この本を読んで、似たようなお話の「バグズライフ」と「アンツ」が同じ時期に公開された理由、「トイ・ストーリー3」がなかなか出てこない理由がわかりました。

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活