約束の旅路

今日は久しぶりに年休をとって映画を見てきました。「ダイハード4.0」もいいかと思ったのですが、今日は子供もいないので、ひとりでじっくりと見たい気分。シネモンドで「約束の旅路」を見てきました。


1984年、エチオピアのユダヤ人を救ううためにイスラエルに移送する「モーゼ作戦」というものがあったそうです。スーダンの難民キャンプに逃れてきたエチオピア人の母親が、自分の息子を生き延びさせるために、息子をユダヤ人だと偽り、あるユダヤ人の女性に託してイスラエルに送り出す。その子が母親と別れるのが9歳。イスラエルに渡って、いろんな困難にさらされながら成長していきます。


イスラエルについてから、彼は、ユダヤ人でないことを隠し続けるために誰よりもユダヤ人らしくなろうとします。しかし、パレスチナイスラエルの対立、ユダヤ人の中でも右派だとか左派とかの対立、黒人差別に翻弄されます。


私の知らないところで、こんな壮絶なことがおこっといるのかと驚かされました。自分の子供とほぼ同じ年だということもあって、始めの親子の別れの部分から目がウルウルしっぱなし。終ったあともしばらくは席を立てませんでした。


ハリウッドの超大作も嫌いじゃないですが、近所でこんな映画を見ることができて、本当にありがたいと思いました。