働かない 怠け者と呼ばれた人たち

18世紀以降、世間から怠け者と呼ばれた人たちの系譜を資料を駆使して辿っていきます。ローファー、ランジャー、ホーボー、ビートニク、ヒッピーからの日本のひきこもりまで。


産業革命が始まり、社会で勤勉さが重視されると同時に、世間で怠け者が問題視されるようになります。工場労働者として、時間通りに働くことがあたりまえのこととされると、そこから外れた生活を具現化した怠け者が、憧れと軽蔑の対象として文学に登場するようになります。


将来怠けるために、今一生懸命働くのなら、今怠ければ? 働き者と怠け者はコインの表と裏です。

働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち

働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち