現代人のための瞑想法 役立つ初期仏教法話4

怒り、欲、妄想など、毎日生活していると心にたまってくるゴミを掃除するための瞑想法です。サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想を教えてくれます。サマタ瞑想というのは、自分の幸せ、自分に親しい人の幸せ、生きとし生けるものの幸せを言葉にだして祈るものです。心を落ち着ける効果があるそうです。ヴィパッサナー瞑想というのは、自分のことを言葉にして実況中継することで、自分への執着を解放す効果があるそうです。目を閉じて立ち、足の裏に感じる重心の揺らぎや呼吸につれて、お腹が膨らんだり、へこんだりする状況を、「膨らみ、膨らみ」、「縮み、縮み」と言葉にします。


憎たらしい人の顔を思い浮かべながら、「生きとし生けるものは幸せでありますように。生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように。生きとし生けるものの願いがかないますように。生きとし生けるものに悟りの光があらわれますように。」としばらく唱えていると心に静かになったように感じました。

現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉 (サンガ新書)

現代人のための瞑想法―役立つ初期仏教法話〈4〉 (サンガ新書)