タンパク質の一生 生命活動の舞台裏
高校の生物の時間に習った、DNAがタンパク質を合成する仕組みは、
でしたが、きちんと働くタンパク質を作るためには、この先にもう少し複雑な工程があるそうです。
- メッセンジャーRNAに従ってアミノ酸を並べただけのものはポリペプチドといい、これを正しく折り畳んで、正常なタンパク質となる。
- 折り畳むための鋳型が「分子シャペロン」というたんぱく質。
- うまく折りたためないと、タンパク質の不良品になり、これが集積すると病気の原因になる。
- アルツハイマーも不良タンパク質が原因。
- 細胞の中には、不良品を分解する仕組みや、アポトーシスという細胞が自殺する仕組みもある。
DNAに生命活動の情報が全て記述されている訳ではなく、タンパク質の世界でも複雑な反応の工程があるようです。
- 作者: 永田和宏
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/06/20
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