輪島へ

仕事関係でどうしても会いたい人に会いに輪島へ行ってきた。三井から輪島市街へ向けて下って行く道は、水を張った田んぼ、満開の桜と新緑、菜の花の黄色、キラキラ光る小川、かやぶき屋根の民家が次々に登場。桜の木の下で車をとめて、「1年たったなぁ。」としみじみ眺める。


予定の時間よりも大分早く着いたので、朝市をぶらぶらした。鰊の糠漬けを買おうといつものおばさんを探したが今日はお休みなのかいなかったので、別の人のお店で買う。鰈の干物と小豆も買った。鰈は子供たちが最近よく食べるようになったので、小豆はうす甘く炊いて食べるつもり。まだ時間があったので、鳳至のまちを歩いて、新橋に戻り橋のたもとの輪島屋さんで、漆器を見せてもらう。洗朱の重箱が良かった。普通の形に普通の色の漆器が好み。金もないのに思わず買ってしまいそうになった。いつかは使ってみたい。


仕事の用件を済ませて、お昼ご飯を食べてから妻用の汁椀を買いに蔦屋さんへ行く。娘が生まれたときの記念にお椀を買ってから、毎年ひとつずつ買い足してきて、これでやっと家族全員の分が揃った。地震で被害を受けた土蔵の改修も終わり、ギャラリーが復活していた。今晩、土蔵で竪琴のコンサートがあるとのことで、演奏家の方がリハーサル中だった。お椀を包んでもらっている間、ちょっと失礼してリハーサルを見学。土蔵の中だからなのか音の響きがいい感じ。私の一人の為に演奏していただいているようで、いい気分。お茶までごちそうになった。ありがとうございます。


帰り道は、眠くて眠くて。音楽を大音量でかけても、大声で歌っても、窓を全部開けてみても、コーラを飲んでも眠かった。