カイカイ

せっかくのいい天気なのに家でDVDを見ていたい娘とDSをしていたい息子を無理やり連れ出して、凧揚げしに内灘海岸へ行ってきた。1,000円で買ったスポーツカイトは操縦が難しく、すぐにくるくるときりもみ状態になって2本ある糸が絡まるわ、効率が悪いのか少しでも風が弱まるとまっ逆さまに墜落するわでなかなか揚がらない。それでもなんとかしようと、一人で絡まる糸と格闘しているうちに子供たちは凧揚げに飽きてしまい、裸足になって波打ち際を犬のように走り回っていた。


なんとかスポーツカイトの操縦に慣れて一人で凧揚げを楽しんでいると二人が、「来てぇー。キモいもの見つけた。」と叫ぶので、何事かと行ってみると、こんな貝がいた。


つるりとした巻貝で、貝殻から大きな身が出ている。突付くとしゅるしゅると水を噴出しながら貝殻の中に身を縮めた。ハマグリでもないし、サザエでもバイガイでもない。見たことない貝だった。身が大きくておいしそうだった。子供たちはこの貝に「カイカイ」と命名して砂に埋めてみたり海水に浸けて身がでてくるのを眺めたりして遊んでいた。私は家に持った帰ってバターで炒めて食べてみたかったけれで、貝毒が恐いので止めた。


なんという貝なのか気になってネットで調べたら、ツメタガイというらしい。肉食の貝でハマグリやアサリの貝殻の穴を開けて中身を食べるそうだ。あんまりおいしくないが、食べられないことはないらしい。

市場魚介類図鑑:http://www.zukan-bouz.com/makigai/bansokurui/tamagai/tamagai.html