デザイン思考の仕事術
デザイナーさんの企画立案の手法を他のビジネスにも応用しようということで、発想を生み出す手法を細かく解説する。すぐに自分の職場でも実践したいと思うくらい具体的な説明だ。
デザイン思考の仕事術のための基本姿勢
第一条 「わかる」ことは重要じゃない。「わからない」ことにこだわる。
第二条 オフィス内の論理にではなく、外の世界の現実に従う。
第三条 他人の意見や作ったものを否定しない。厭ならよりよい代替案を具体的に示す。
第四条 頭の中だけで考えない。ことばや形を外部化して組み立てる。
第五条 仲間内で群れない。異分野の人と積極的に接する。
第六条 先人に学ぶ。古きものに学ぶ。今に囚われない広い視点をもつ。
第七条 グループワークを重視する。協力を惜しまない。
この中で自分が苦手なのは、第一条。すぐにわかったつもりになってしまい、一旦わかったつもりになるとその後は、わかったつもりのことの周りをぐるぐる回っているだけになる。わかったつもりを前提にわかったつもりに都合のいい事象だけを集めてしまう。ネットで検索して他の人がまとめた概要の説明を読んでわかった気になる。簡単にわかったつもりになれて便利だけど、浅い、自分の身につかない、他人事の感じがする。
第4条も苦手。自分の頭の中のことを外に出さない。みんながそれぞれの思いついたことをどんどん表現すれば、大勢の発想が集まって面白い発想が触発されるのだろうけれど、「こんなこと言ったらカッコ悪いかも。」といろいろ逡巡してしまう。
「作法」、「身のこなし」、「稽古」など実際に体を動かしてみることの重要性を何度も強調します。紙にメモをとったり、メモを並べてみたり。確かに手で書くと頭に入ります。考えた結果は電子データでパソコンに入れておくと便利ですが、パソコンの画面をみながら考えるのどうもやりづらい。
年明けにするイベンの企画のときにこの本のやり方を試してみます。
- 作者: 棚橋弘季
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2009/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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