坐禅会

近所のお寺で第2と第4日曜日に坐禅会をやってるという噂を聞きつけたので、早速行ってきました。朝6時にお寺に行ったのですが誰もいない。しばらく待っていても誰も来ないので帰ろうとしたら、男の人が2人来ました。後について中に入り、見よう見まねで坐ってみる。しばらくすると、住職さんが来て坐るまでの作法、坐り方、姿勢、呼吸の仕方、視線の位置などを丁寧に教えていただきました。本で読んだだけではわからなかったことは、視線は一点に集中するのでなく、ある程度広い範囲を見ること、手は左右の指の第二関節を重ね、親指は離れず、押しつけず、そっと触れるような感じにすることです。20分ほど坐ったあとは、立ってみんなが輪になって歩きました。呼吸を吐ききる寸前に半歩前に出る非常にゆっくりとした歩みです。


再び20分ほど坐り坐禅終了。


その後は本堂に場所を移して、お経を上げます。禅宗のお経を上げるのは初めて。浄土真宗だと声の高低の節回しがあるのですが、ほとんど抑揚がないお経でした。


お経の後は真向法の体操を教えてもらいました。柔軟体操です。


これで終わりかと思いきや、朝食も食べさせていただきました。玄米のおかゆ、沢庵、梅干し、ひじき、がんも、大根の煮物です。3つが入れ子になった黒の漆器の椀をならべて、おかゆとおかずを取り分けていただきました。


テレビで見たことのある禅寺のお坊さんのように、食べ終わった後は椀にお茶を注いでもらい沢庵でこすりながらきれいにします。沢庵は音をたてて食べてはいけないのではと、ちょっと身構えましたが皆さん普通にボリボリ食べてました。


食後は全員でお椀を洗って布巾で拭き上げました。時計を見ると8時30分。静かな、充実した朝でした。