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未来のための江戸学

人口が減少していき、経済は縮小していくかもしれない日本の将来を考える時、参考になるのは江戸時代だそうです。17世紀前半までは高度成長期。その後は長く安定して世が続く。

著者は江戸から未来につなげたいこととして以下の3つを挙げます。

・豊かさの本来の意味
我々は豊かさと称して「浪費」することを追い求めてきたのではないか。「配慮と節度」「質素倹約」「分をわきまえる」ことを見直そう

エコロジーの認識
徹底的な再利用。着物は古くなっても洗い張り、修理して使う。都市と農村の循環

・ボランティアの精神
社会に何かを与えることが働くこと。賃仕事だけが働くことではない。社会が持続するために必要な活動に参加すること。

資本主義社会の企業活動よって自然資源を大量に消費し枯渇の危機にあることは注目されますが、社会の基礎となる人間関係の資源も枯渇しつつあるのではと思いました。毎日終電まで働いて疲れ果てて帰っいては、地域のために何かしようという気にもならないし、そもそも家庭すら危うい。金で効率よく解決できる問題でもないように思います。

未来のための江戸学 (小学館101新書 52)

未来のための江戸学 (小学館101新書 52)