障子貼りとペンキ塗り

うちの黒猫が、和室で暴れて障子をボロボロに破ってしまったので張り替えることにした。そもそも、新築以来11年間で一度も張り替えたことがなかったので猫が良いきっかけになった。


ホームセンターへ行って障子紙と糊と刷毛を買う。破れにくいのやフィルムで出来ていて通気性のない障子紙、刷毛がなくても塗れる糊など、いろいろと便利な道具が売っていたが、一番安いごく普通の障子紙と糊と刷毛を買った。家に戻って説明書の通りに作業を始める。まず、古い紙を剥がすために、刷毛で桟に水を塗り糊をふやかす。10分ほど経過したところで、角の部分をそっと摘まんでみると、べろりんと全体がうまく剥がれた。紙を剥がしてから、食器洗い用のスポンジに水を付けて桟をゴシゴシと洗い古い糊を落とす。


次に、新しい障子紙を貼る。地面に寝かした桟に、障子紙の位置を合わせてシールで仮止めする。糊に同量の水を入れて刷毛で滑らかになるまで練ったものを、桟に塗っていく。刷毛の毛先でポンポンポンと軽く叩くようにして、糊を乗せるような感じで。内側を先に最後に外枠の糊を塗る。それから、仮止めしておいた障子紙のロールを桟の上に転がして貼る。


しばらく待って、糊が半乾きになったところで、余分な紙をカッターで切り取る。この時、カッターが紙の繊維に引っかかり紙を引きずってしまうことがあるので、カッターは寝かし気味にして確実に繊維を切るように意識する。糊が乾いたところで、最後に霧吹きで水を掛けると紙がパリッきれいになります。


一日仕事でしたが、きれいに貼れると達成感を感じることができて楽しい。


障子を破った犯人。


障子を貼りながら並行してペンキ塗りもやった。もともと木目の飾り棚を、壁の色にあわせて白く塗った。余ったペンキで台所の薄汚れたカウンターも塗りなおした。