お稲荷さん

初めていなりずしを作った。レシピは暮らしの手帖の2008年初夏号にあった、助六弁当の記事。はじめてなので、今回は記事に忠実にそのまま書いてあるとおりに作った。まず、昨晩のうちに、油揚げを茹でて油抜きし、砂糖と醤油とみりんで味を含ませる。砂糖が足りなかったので、台所に放置されていた金平糖を代わりにつかったら、金平糖の赤い色が油揚げについてピンクに染まってしまった。味はとにかく甘い。お菓子かと思うくらい。


今朝になって、もう一度油揚げを火にかけて煮る。その間にご飯も炊いておく。炊き上がったご飯を半切りにあけて酢飯にする。酢と塩だけのシンプルな味付け。酢飯だけ食べてみると何だか物足りない。


酢飯を油揚げに詰めていく。あらかじめ小さいおにぎりをつくってしまうと、油揚げと酢飯がなじみにくくなるので、ご飯を手ですくって少しずつ油揚げに詰めたほうがいいらしい。油揚げをやぶらないように、みんな同じ大きさになるようにと気を使いながら作る。


できあがったお稲荷さんを食べてみると、皮の甘みが、すっきりした味付けの酢飯と合わさってちょうどいい。あっさりとした稲荷寿司に仕上がった。少し旨みを加えたい気もするが、ほかのおかずと一緒に食べるならこのままのほうがいいのかもしれない。お稲荷さんは、作るのも楽しいので、また挑戦してみたい。