言葉の水割り 酒と煙草と、ぼくの思いはインターネット

株式会社インターネットイニシアティブの社長の鈴木幸一さんが週間文春に連載していたエッセイを本にしたもの。「成功するためにはぁ」とか「グローバル化する世界で勝ち抜くためにぃ、」とかビジネス雑誌に出てくるような力の入ったお話しは一切無い。

散歩、酒、濫読、音楽、私の趣味は変わらない。

散歩で見たことや、本のこと、友人たちとのちょっとした出会い、にんまりするような、脱力するような、しんみりするようなお話です。


「落ちこぼれ」という文がある。鈴木さんが高校になじめず、毎日学校をサボっていた話だ。学校に行ったふりをして上野の国立博物館や映画館で時間をつぶす。時々自衛隊の勧誘や、見知らぬおじさんに説教されたという、そんなお話。鈴木さんのように、毎日サボってたわけではないけれど、下宿のおばさんいバレない程度に高校を休んで、映画を見に行ったり、本屋で立ち読みしたり、河川敷を時間をつぶすためだけに行ったり来たりしていたことを思い出す。時間がありあまるほどあるので宗教団体の勧誘にも事務所まで一緒にいって話を聞いて見たり。


時間が無限にあるように思えた頃を懐かしく思う気持ちと、もう少しマシな高校生活を過ごせば良かったという後悔が少しまざります。

言葉の水割り ―― 酒と煙草と、ぼくの思いはインターネット

言葉の水割り ―― 酒と煙草と、ぼくの思いはインターネット