Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール

Y Combinator は、創業間もない企業に投資する仕組み。


・投資額は1社2万ドル程度
・2011の夏学期では、2000社から選ばれた62社が参加。
・投資の条件は、6%の株式を引き渡すことと、3ヶ月間シリコンバレーに住んで、各々のプロジェクトを完成させること。毎週火曜日に開催される夕食会に参加すること。
・参加者は必要あれば、Y Combinatorのパートナーからアドバイスを受けられる。
・3ヶ月の終わりに投資家を集めてプレゼンする「デモデー」があり、そこでさらに資金調達の道がある。
・Y Combinator出身で一番有名な企業は、Drop Box


この本は、2011年の夏学期の様子を、企業の選考過程からデモデーまで、参加者に密着して取材したもの。当初やろうと思っていたアイディアがうまくいかず、途中で変更したり、デモデーのプレゼンに厳しくダメだしされる様子などが書いてあって、熱気が伝わってくる。

Codecademy のチームは、途中でアイディアを変更してオンラインのプログラミング講座を立ち上げようとするが、デモデーが近くなってもWebページを完成せず、Y Combinatorのパートナーからプレゼンに具体性がないと指摘される。ところが、デモデーの直前になってなんとか、講座をスタートして見ると、たいしたPRをしていないにもかかわらずアクセスが集まりサーバーがダウンするほど。デモデーではその結果を発表して、めでたく出資者を得ることができた。というお話がでてくる。


ものは試しと、早速Codecademy にアクセスしてみた。登録もせずににいきなり講座が始まって、気がつけば1時間ほどHTMLの勉強をしてしまった。確かに面白い。
http://www.codecademy.com/ja/dashboard


シリコンバレーの「やりなはれ、やりなはれ。」って雰囲気が伝わってくる本です。

Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール

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