ホームステイ

2月20日から21日にかけて我が家で中国人の女子中学生の2人をホームステイで受け入れた。金沢市姉妹都市である蘇州市から来た中学生だ。5日間の金沢訪問日程の中にホームステイが組み込まれているのだ。

 

妻が知り合いからホームステイの話を聞いてきて、是非うちで受け入れたいと言ったのが一週間前。せっかくの休日をのんびりしたいという気持ちが半分、突然で心の準備ができていないと思う気持ちが半分で、あまり乗り気ではなかったけれど、子供達にとっても良い経験になるから、どうしても受け入れたいと妻が言うのに押されて、じゃあ1回やってみようということにしたのだ。

 

やってみてどうだったかと言うと、面白かった。初対面の人が家にやってくるので何かと気を使うし大変なのはそのとおりだけど、知らないもの同士で少しずつ会話の糸口を見つけながら仲良くなっていく過程が楽しかった。

 

ということで、蘇州から来た中学2年生ふたりと過ごした印象

  • とにかくよく勉強している。  蘇州市の代表として金沢に派遣されるくらいなので、ものすごく優秀な生徒達なんだとは思うけれど、学校は朝7時に始まって夕方6時に終了。宿題をこなすのに毎日3時間くらいかけているとのことで勉強が大変だと何度も話していた。英語は日本の中学生レベルをはるかに越えていて日常会話に全く支障なく、こちらのほうが心もとないくらい。息子の高校の教科書を見せたら、「この問題、中1で勉強した。」と言ってたし、息子は逆に数学の問題だされて解けなくて焦ってた。
  • あこがれの職業は先生。  将来は何になりたいと聞いたら、ふたりとも声をそろえて「学校の先生」と即答した。一人は音楽、もうひとりは美術の先生になりたいそうだ。中国では学校の先生になるのは大変難しいとのこと。
  • コスプレに興味あり。  どこか行きたいところあるかと聞いたら、「家でコスプレやったりするのか?」と質問された。妻が娘といっしょに衣装を貸してもらえるプリクラにつれていった。

 

引っ込み思案の娘はあんまりおしゃべりできなくて、そんな自分がいやになっていたけれど、「焦ることはないニコニコして傍らで見ているだけでいい。」と話した。

 

「子供達は、海の向こうのこんな優秀な人たちと同じ土俵で仕事するのか。大変だなぁ。」と人ごとのように感心した週末だった。