今夜もひとり居酒屋
これもインフル蟄居中にKindleで購入。居酒屋のガイド本ではない。著者が考える「いい居酒屋」についての考察です。店内の掲示メニューは黒板か張り紙か、木の札かで店の雰囲気がどう違うのか。お通しやのれんについて、立地場所の考察など、いちいち細かいところで、あーあるあると思わせてくれて面白い。
著者も書いているけれど、居酒屋が面白いのは、手間ひまかけて料理や酒にこだわればいいってもんでもないところ。少なくとも気合いいれて作ってますというのが見えてしまうと、ちょっと疲れる。適当にさらっとやってますと感じさせながら、気が利いてるとうれしい。料理は普通でもなんとなく居心地が良くて通ってしまうお店もある。
どこかに、いい居酒屋はないか、と探しに行きたくなる本です。