薔薇の名前

舞台は1300年頃のイタリアのとある修道院。そこで修道士が殺される。院長はフランチェスコ会の修道士ウィリアムを招き事件の調査を依頼する。ウイリアムと彼の弟子アドソは修道院内で調査を始めるが、その中でも次々と修道士が殺されていく。事件の鍵は古今東西の本を収蔵する文書館。

 

 馴染みが薄い中世のキリスト教修道院の話で、400ページの大部が上下2巻と読むのに苦労するかと思いきや、小説の世界にグイグイ引き込まれる。

 

中世への興味を掻き立てられる本です。 

薔薇の名前〈上〉

薔薇の名前〈下〉