お絵かき

先週から鉛筆デッサンを始めた。これまでに4枚描いた。1日1枚描いていくつもりだ。林檎、コーヒーカップ、湯のみ、ティッシュケースを描いた。思ったように描けなくてイライラしたり、出来上がってみたら意外といい感じでニンマリしたり。誰に見せるわけでもない、お気楽に描いている。こんなに真面目に絵を描いたのは高校の美術の時間以来だ。

 

お気楽にと言いながらも、始めてみるとちゃんと描いてみたいと思う。まずは道具だてから。東急ハンズでマルマンのA4サイズのスケッチブックと3Bから3Hまでの鉛筆を揃えた。今日は「デッサンの基本」という本をアマゾンで注文した。

 

続けて描いてみて、絵を描くことと文章を書くことは似たところがあると思った。目で見たことを形や色で紙に表すのが絵、言葉を選んで組み合せて伝えるのが文章。どちらも自分の感じたことをその通り過不足なく伝えるのが難しい。腕の見せ所だ。どうやって表現しようかと考えながら着手してうんうん唸りながら一方は形や色を選んで組み合わせる、もう一方は言葉を選んで組み合わせる。試行錯誤しているうちに自分が思っていた以上のものが出来上がったり、思わぬ方向に進んだりするところも似ている。どちらも始めると夢中になって時間を忘れてしまう。

 

何気なく見ている風景の見え方が変わった。この部分を描いたら面白いだろうなとか、前を歩いている人の洋服のひだをどうやって描こうかなど知らず知らずのうちに考えている。

 

お絵かきは思いがけず面白い。