心と体の不調を解消するアレクサンダー・テクニーク入門

 知らず知らずのうちに筋肉に力が入ってしまう。例えば緊張て肩がガチガチになってしまう。こうなると姿勢が悪くなり疲れやすくなる。声も出づらくなる。こんな状況から筋肉の緊張を解いて、できるだけ楽に日常生活を過ごせるようにするのが、アレクサンダー・テクニークだ。

 

骨盤を立てて少しだけ前かがみになり、脛と腿の前側の筋肉が張るように立つ。こうすると後ろ側に引っ張る筋肉と前に引っ張る筋肉の強さが釣り合うって骨格のバランスが取れるそうだ。最小限の筋肉の緊張で立つことができる。体の前面に突っ張り棒があってそれで全身を支えていると意識するといいそうだ。

 

また、腕は胸骨(鎖骨の付け根)からぶら下がっていることを意識して、極力を腕を肩の筋肉で持ち上げないように心がける。荷物を持った腕を肩の筋肉で引き上げるような動きをすると肩が凝りやすくなる。腕は胸骨からぶら下がっている。その先に荷物がひっかかていると意識するのだ。

 

首回りも緊張しやすいところ、時々左右にゆっくりと首を回転させて、緊張をほぐしてやることが大事。

 

体に余計な力が入ると呼吸が浅くなる。時々ゆっくりと息を吐いて胸回りの筋肉をほぐすのだ。腹筋は柔らかく、首が常にフラフラ動くようにしておく。

 

そして、足の裏全面に体重を感じて、身体を地面にそっと置く、身体を地面に預けると意識する。動作はゆっくり。急激に動いて筋肉を無駄に緊張させない。

 

走るとき、歩くとき、座っているとき、立っているとき体の力を抜いて楽に過ごすことを意識すると、少しずつ緊張がほぐれていくそうだ。

 

心と体の不調を解消するアレクサンダー・テクニーク入門