昼ビール
風は肌寒いけれど、真っ青な空にキラキラした陽射し。居ても立っても居られない気持ちで、あてもなく家を出た。とりあえずどこかでお昼ご飯を食べようと武蔵ヶ辻から香林坊に歩く。ただ青空を眺めているだけで気持ち良い。日陰に入ると半袖のポロシャツでは寒いが日なたにいると心地いい。
四高記念館の裏で、 ワインのイベントをやっているので様子を見にいったら物凄い人。食べ物にありつくまでに時間がかかりそうだし、ゆっくり食べる場所もなさそうだった。ここはパスして池田町バルバールで昼呑みすることに。
バルバールでは先客は男女の二人連れが一組。出入り口近くの明るいテーブル席に座り、「大人の昼酌セット」を注文する。これは小皿のおつまみが4品と生ビールもしくは赤、白のワインがついて1,000円。喉が乾いていたので今回は生ビールにした。入口のドアとその脇の大きな窓が開け放たれているので、風と陽射しが入ってきてここちよい。ビールを飲みながら持ってきた本を読む。ビールをおかわりしたら気持ちよくなって、何か食べたくなったのでミートソースのパスタを食べる。ラザニアをテープ状に切ったような太い麺がミートソースの旨味を受け止めて旨い。
店を出て新竪町に向かう。もう15年以上経っただろうか。家を建てたときに椅子を買った「Phono」さんをのぞいてみる。娘の誕生日に北欧ものの雑貨でも買おうかと思ったのだが、彼女のイメージにしっくり合うものがなかった。自分が欲しいものはたくさんあったけれど。
そのまま新竪町を抜けて、犀川の河川敷に出る。山のてっぺんにかろうじて雪が残っている。もう2、3日で消えるだろう。雪解け水のおかげだろうか。滔々と豊かに流れる川をながめる。W坂をのぼって、寺町台から本多町方面を眺める。
川沿いを片町まで戻って、香林坊、武蔵ヶ辻を通って帰宅。