ランニング:賢坂辻ー馬坂ー東兼六町あたりー八坂ー金沢城公園ー大手町

朝起きて本を読んでいると、金沢マラソンのダメージからようやく回復したのか、妻が走りに行こうと誘ってきた。

 

7時30分に出発。彦三大橋から浅野川の左岸を主計町に向かう。こんな時間でも観光の人がちらほら歩いている。橋場町の大通りを渡って北國銀行横の道に入る。この道沿いには、豆腐屋さんやパン屋さん、中華料理屋さんが残っている。また、かつて商店だったと思しき建物もたくさんあるので、この辺の主要道路だったのだろう。道なりにしばらく進むと賢坂辻の交差点にでる。

 

道路を渡ってまっすぐ進むと金沢マラソンのコースを逆に進むことになる。古い町家がそこここに残っている。小さなスーパーや魚屋さん、肉屋さんがポツポツとある。この道は車が少ないので走りやすい。また、道が地形に合わせて適度にうねっていたり、クランクがあったりして走っていて楽しい。しばらく進むと、右側に「宝円寺」の案内板が見える。右折するとすぐに小立野台地に登る急坂が始まる。馬坂だ。歩行者専用でところどころ階段になっている。

 

坂を登り切ると金沢大学附属病院の敷地の北東の角あたり。宝円寺の前を通り過ぎて200メートルあたりで右折すると下り坂になっている。石引の大通りと宝円寺の間が谷になっていて川も流れている。その谷筋の道だ。地名でいうと東兼六町になる。距離は短いけれど両側の斜面が迫ってくるので山奥に来たような雰囲気だ。しばらく降りると宝円寺側に登っていく道がある。尾根を越えると下りの階段になる。竹林や落葉樹が両側に続きここも奥山深く探索しているような気分になる。追い剥ぎが出てきそう。

 

降りたところで左折してしばらく行くと立派な山門を発見。山門で切り取られた紅葉の景色が素晴らしかったので、近づいて案内板をみると雲竜寺という禅宗のお寺だった

 

兼六園から目と鼻の先なのに、山奥のお寺を訪れたような気分だ。八坂を登って兼六園横から石川門を通って金沢城公園、大手町、尾張町、暗がり坂から主計町に戻りゴール。

 

たった1時間のランニングだけど、ちょっとした旅行に出かけたような気分になるコースだった。

 

こちらのサイトによると、小立野台地の宝円寺と北陸学院との間の坂は木曽坂というらしい。ここは木曽か。と思うくらい奥山の雰囲気があるからとのこと。今日のコースは小立野台から木曽坂を降って、みどり坂、宝円寺裏門坂を通ったようだ。

木曽坂付近