うどんすき

東京に行ったついでに、4月から大学生になった息子の様子を見てきた。9月に一度だけ、3日ほど金沢に帰ってきただけで、その後は話もしていない。

 

金曜日の夜にステーキでも食べないか、とLINEで連絡を入れると、「最近、味の濃いものばかり食べているので、あっさりしたものがいい。」とつれない返事。あっさりしたもの、あっさりしたものということで、うどんにした。

 

渋谷のマークシティにある美々卯で7時半に落ち合うことにした。直前になって授業が伸びて少し遅れるとの連絡が入る。先に店に入って鰊の甘露煮をつまみに燗酒をチビチビやりながら待っていると、20分遅れで到着。少し痩せたようで顔が小さくなったように感じた。本人がいうには体重は9月と変わっていないとのこと。

 

早速、うどんすき二人前を注文する。店員さんがうどんすきの食材一式を持ってきて、鍋に入れくれる。出汁を入れてから最初にうどんを投入、その後でうどんの上に鶏肉やらがんもどき、白菜、里芋などの具材を綺麗に並べる。店員さんが海老は活け海老にしますか、茹で海老にしますかと聞く。よくわからずに活けでお願いしますというと、一旦奥に戻って、小さい重箱に入った海老を持ってきた。トングで掴んで鍋に入れて動かなくなるまで押さえておいてくださいとのこと。海老を鍋に入れるとピクピクと動いているのがトングを通じて手に伝わってくる。息子と二人で海老がかわいそうだと話す。

 

鍋をつつきながら近況を聞く。自転車部の練習が相当にきついらしく7月ごろはもうやめようかとも思っていたらしい。夏休みの合宿を終える頃から体が慣れて、上級生にもついていけるようになったそうだ。最近は練習が楽しくて毎日自転車に乗っていて11月は述べ60時間練習したとのこと。勉強については、「まぁ、毎日授業には出ている。」と言っていた。

 

最初に入れたうどんは最後までしっかりした。具たくさんでお腹もいっぱいになって満足。

 

息子は毎日楽しく暮らしているようだったので、とりあえず安心した。