独立国家の作り方

 土地を利用するために、どうしてお金を払わなければならないのか。そもそも土地を所有するととはどういうことなのか。土地を個人が所有できるものなのか?使いたい人が自由に使って何故悪い。

 

そんな問題意識から、誰のものでもない土地を見つけ出し車輪のついた小さないつでも動かせる家を設置して利用する。誰のものでもない土地というのは、所有権がはっきりしない土地。例えば国と県のどちらの土地かが明確でなく、どっちつかずになっている土地。

 

著者はそんな土地を集めてネットワークにして勝手に独立国家として、お金がなくても使いたい人が使える土地にする。

 

既存の制度を否定したり真っ向から対決するのでなく、制度の隙間をついてやりたいことを実現していく。戦うのでなく涼しい顔して勝手にやる。

 

そうなんだよな。目を三角にして肩肘はるよりも、裏をかいてこっそり好きなことを始めるのがいい。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)