新しいテレビを買った

年末に新しいテレビを買った。今までは10年以上前に買った20インチの液晶テレビを見ていた。居間の中心にテレビがどっしりと居座っている風景が嫌いだったので、小さすぎると子供には散々文句を言われながらも、壊れるまではこれで行こうと引き延ばしてきたが、ようやく43インチ、4K対応のソニーのテレビを買ったのだ。

 

この10年の技術の進歩は目覚ましい。大画面にも関わらず高精細で色も綺麗。何よりも無線LAN対応なので、ネット動画を見られるのが便利。Amazon prime video もYouTubeもリモコンひとつで見ることができる。画質も普通のテレビ放送と遜色ない。パソコンやiPadの画面で見るのとは全然違う。じっくり腰を落ち着けて映画を見ようという気持ちになる。今までもテレビで見れないことはなかったのだけど、リモコンにネット動画のボタンがついて使い勝手が少し良くなるだけで、ネットでテレビを見ようという気持ちがこんなに高まるとは思わなかった。早速、ケーブルテレビは地上波とBSだけの最小限の契約にして、NETFLIXかhuluに入会しようと考えている。わざわざお店に行ってビデオを借りるなんて考えられない便利さだ。こりゃアメリカでBlockbusterがなくなってしまうはずだわ。

 

大きなテレビを買うのに合わせて部屋の配置を変えた。壁際にテレビを置いて、二人掛けのソファ1脚と一人がけの椅子が2脚。腰までの高さの本棚が3本。これをどうやって配置すれば、スペース効率が良くかつテレビが見やすい配置になるのか。テレビが配達されるまでの1週間ずっと考えていた。考え始めると、いてもたってもいられなくなり、メジャーを取り出して家具と部屋の寸法を測って頭の中でシミュレーションを続けてしまう。家具がなんとなく収まればいいという気持ちも半分あるのだが、もっといい配置があるんじゃないか、便利で使いやすい組み合わせがあるに違いないと、自分でも制御が効かなくなるくらいのめり込んでしまう。居間という自分が過ごす空間を思い通りにしたいという執着は怖いくらいだ。

 

自分の執着の強さに少しおののきながら、考え続けた結果がこの配置。本棚で窓の一部が隠れてしまったけれど部屋が広く見えて満足している。

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