ラグビーフォーラム

障害者スポーツ指導者協会主催のラグビーフォーラムを見物してきた。ラグビー日本代表のキャプテンを務めたこともある、広瀬俊明さんのお話が面白かった。2015年のラグビーワールドカップに向けて日本代表がどんな練習をしてきたかを話してくれた。驚いたことが二つ。
 
まずは、長時間の練習。朝5時半からの朝練、朝寝、午前10時からの昼練、昼寝、午後4時からの夕方練と、一日中j練習しては睡眠の繰り返しだったそうだ。そんな練習が2015年には年間160日あったのだ。広瀬さんはそんなハードな練習は1億円積まれても2度とやりたくない。と話していた。
 
もう一つは、徹底したデータの収集とデータに基づく管理。ドローンで上空からグランド全体の選手の動きを撮影したり、選手にGPSセンサーをつけて、各人が練習でどのくらいの距離を走ったのか、どの程度加速、減速を繰り返したのかを全てデータとして把握しているそうだ。そのデータと選手が申告する主観的な体調の状況を突き合わせて分析して、選手毎に体を壊さないギリギリの練習の負荷を設定するそうだ。
 
世界と戦うためには、そこまで徹底してやらなければ通用しないのだ。自分の仕事の分野において、どこまで出来ているだろうかと我が身に引き寄せて考える。