青虫は一度溶けて蝶になる:私・世界・人生のパラダイムシフト

全てが順調に進んでいて、「俺ってすごいな」と全能感いっぱいの時期と、何もうまくいかなくて、自分はダメな人間だ、存在する意義すらないと感じてしまう時期。その両極端を状況jによって行ったり来たりしていたように思う。落ち込む時はとことん自分が嫌になる。毎日が楽しくない。

 

「私」と「世界」を別個の対立する実体と考え、私がうまく世界をコントロールできていると思えば全能感、うまくコントロールできなければ劣等感を抱くことになる。一貫して藤田一照さんがおっしゃるのは、私と世界は別々の存在でなく繋がっている。私のあり方が世界をそのように立ち上がらせる。ということ。

 

「私」を海に立つ波に例えていたのがわかりやすかった。1つ1つの波が世の中の人々の「私」。いろんな大きさや形の波があるけれど、波は海全体で繋がっている、しかもその時々の海の状態で変化していく。波は大きくなったり小さくなったりするけれど、海全体の状況次第で移り変わっていく。

 

だから状況を一喜一憂しない。リラックスして、状況を観察して、受け入れて、それから反応してみなさいという。各章の終わりに簡単なワークがあるので、少し時間をかけてやってみると面白いです。

青虫は一度溶けて蝶になる: 私・世界・人生のパラダイムシフト

青虫は一度溶けて蝶になる: 私・世界・人生のパラダイムシフト