いなさ ホタルイカと蕗味噌

仕事帰りに別院通りの「いなさ」に寄る。
 
カウンターの正面に掲げてある黒板メニューを見ると、「ホタルイカとふき味噌」と春らしい名前がある。これは食べとかないと。となると、飲み物はまずは日本酒か。お願いすると、富山県の林酒造場の「林 美山錦」を注いでくれた。
 
ホタルイカは味噌のコク、ふき味噌は苦味、センナの醤油漬けはさわやかな辛み。お酒が進む。
 
ご主人は、山あいに土地を借りてクレソンの栽培を始めたそうだ。水がチョロチョロと流れるクレソンの栽培に良さそうな土地を見つけて、たまたま近くにいた地元の人に声をかけて見たところ、その人が土地の持ち主に繋いでくれてあっという間に話が決まったとのこと。ここのクレソンのサラダはお皿に山盛りで出してくれるので食べ応えがある。
 
2杯目は白ワイン、フランスの南の方のワインを注いでもらう。
 
お酒も料理も気遣いが行き渡っているからなのか、短い時間でも満ち足りた気持ちになれる。2杯飲んで30分ほどで店を出る。