本を買いに福井まで
スペアリブ
母が働いていた頃
秋祭り
帰省
エアコンを買いに
久しぶりに息子が帰って来ることになり、普段使っていない和室で寝てもらおうと、エアコンの試運転をしたところ、風は出てくるものの一向に冷たくならない。室外機を確認してみると動いていない。
修理しようか、買い換えようか迷っていたところ、妻が、「今ならケーズデンキでエアコンを3台買うと、3台目が半額になるよ。」と教えてくれた。「最近のエアコンは電気代も安いっていうし。」これを機にエアコンを新しくしたいらしい。
最初はもったいない、修理しようと思ったが、良く考えてみると、うちのエアコンは全部、19年前にこの家を建てた時に設置したエアコンで、遅かれ早かれそろそろ寿命だ。それに、2階のリビング兼ダイニング兼キッチンの部屋は20畳くらいの広さで階段室の吹き抜けとつながっていて、勾配天井となっていて、新築時につけた5kwのエアコンではパワー不足で真夏は部屋全体が冷えるまで時間がかかる。エアコンも常に全力運転で側で見ていても辛いので、できればもっとパワーに余裕がある機種に買い替えたいと思っていたのだ。
二人の間では、「もう、寿命だし。」というのが決め手となり、3台まとめてエアコンを入れ替えることにして、早速、ケーズデンキに出かけた。
メーカーはダイキンに決めていたので、店員さんにダイキンでお願いしますと最初に告げる。エアコン専業メーカーであることと、この20年で売上高4倍以上に伸ばした企業ということで興味があったのだ。まずは、リビング用の大きなエアコンを見る。店頭には、23畳用(7kw)が32万円、26畳用(8kw)34万円が置いてある。最近のエアコンは、フィルターの自動洗浄は当たり前、ダイキンは加湿運転と換気もできるのが特長らしい。WiFiに繋げてスマホやスマートスピーカ〜でも操作できる。
どちらにしようかと迷ったが、店員さんにも相談して、小さい方にして効きが悪くて後悔するのも嫌なので、一番大きいやつにした。
8畳用と6畳用は寝る時にしか使わないので、ダイキンの一番安いモデルでお願いする。3台まとめてなんとか50万以内に収まった。3日後に取り付け工事をしてくれるというので、その場で購入を決めた。
というのがお盆前の話。既に新しいエアコンに入れ替えて10日ほど経った。やっぱり家電製品は最新がいい。リビングはエアコンをつければすぐに冷えるし、運転音も静か。寝室用の安いエアコンもインバーター制御ではあるので就寝中は静かにゆるゆると運転してくれてぐっすりと眠れる。今までは、全力運転か停止しかなかった。
一つだけ不満だったのは、取扱説明書の中で、エアコンをWiFiに接続するやり方がわかりにくかったところ。何度も読んで説明書の指示通りに設定しても繋がらない。仕方ないのでグーグルで検索してようやくやり方がわかった。
妻とは、これから毎年のように、この家のいろんなところを修理していかないといけないんだろうなと話している。去年は給湯器を修理した。次は、キッチン周りが怪しくなってきた。外壁や屋根もだいぶ傷んできている。
お盆のひがし茶屋街
今日の散歩は、卯辰山方面へ出かけた。
宇多須神社の裏の道を奥へ鶯谷を登っていく。途中で左に折れて、斜面をほぼ直登する道路に入る。畑や墓地を抜け、尾根筋をしばらく行くと市民工房に出る。ここまでで20分。既に汗だく。さらに車道を登って望湖台に到着したのは18時。日本海に沈む夕日にはしばらく時間がかかりそうだったので先を急ぐ。
新しくできた眺望広場を少し下ったところで右折すると、最近閉店してしまった料理屋さん「卯辰かなざわ」が見える。座敷からの眺めが素晴らしく、値段の割には料理もおいしくて、親族の集まりで何度かお世話になっていただけに残念。
子来町の坂を下り宝泉寺の境内へ。ここからは橋場町、並木町あたりの眺めがいい。今日はお盆ということで、のぼり旗がはためいていた。
千里浜、ホリ牧場
夏休みらしいバーベキュー
娘の高校もようやく夏休みに入ったけれど、毎日コロナの感染者が増え続けている状況では、旅行にも行けず、外食するのも気がひける。
3月から家族揃っての出かけていないので娘もストレスが溜まっているのだろう、夏休みらしいことをしたいというので、バーベキューをすることにした。妻もたらふく肉を食べたいという。肉を調達するために、11時ごろコストコに行く。精肉コーナーでTボーンステーキ1300グラムが7,000円。赤身のステーキが1キロで4,000円。どちらにしようか悩む。せっかくなので、そう何度もするわけでないので、とか、二人で顔を見合わせ言い訳しながら、Tボーンステーキをカートに入れる。羊も食べたいので、ラムの骨つき1,9001円もカートへ。せっかく来たので、ワインを赤白一本づつ、ギリシャヨーグルト、牛乳、卵、ポテトチップス、ソーセージ、生のラズベリー、チェダーチーズのブロック、シリアルを購入。
昼間は肉を焼こうという気持ちが萎えるくらい暑かったので、6時近くになって少し日が陰った頃に2階のベランダでキャンプ用のテーブルとバーベキューグリルをセットして、炭に火をおこす。
30分ほどして火力が安定したことを確認して、まずは羊を焼く。羊はローズマリー入りのオリーブオイルでマリネしておいた。付け合わせのじゃがいもは厚めにスライス、玉ねぎは丸ごとアルミフォイルに包んで焼く。娘の希望でしっかり目に焼け上がったら、骨を手でつかんで肉にかぶりつく。羊のいい香りが鼻を抜ける。一人2本、それぞれペロリと食べる。
じゃがいもをじっくり焼いて、ホクホクにして食べた後に、いよいよTボーンステーキを焼く。厚さが3センチくらいはありそうなので、炭火をならして、肉全体に満遍なく火が当たるように調整してから肉を載せる。火が暮れて暗くなったので、ベランダの照明だけでは、肉の焼け具合を確認しづらい。娘に懐中電灯を持ってきて、照らしてもらい、肉の状態を確認しながら焼く。何度かひっくり返しながら20分くらい焼いたところでトングを押し当てて硬さをみると、肉が締まった感じがした。もう大丈夫だろうと、妻に肉を台所に持っていき、切り分けてもらった。
切った肉の断面をみると、ウエルダンの部分とミディアムレアの部分がいい具合に混ざり合っていて、それぞれの好みに合わせて食べれられる状態でうまくいった。
Tボーンステーキは骨を挟んでフィレとサーロインの両方を味わえるのが醍醐味。フィレの部分は脂身が少なくあっさりして、柔らか。サーロインは適度な脂身があってうまい。最初は、こんなに沢山の肉、誰が食べるんだと、みんな諦め気味だったが、食べ始めると、次々とお皿に手が伸びて、気がついたら最後の一切れになっていた。
内灘まで歩く
気温35度は超えているだろう。と思いながらも、15時過ぎに散歩に出かける。
2時間くらいで内灘まで歩いて、電車で帰ってこようと歩き始める。笠市町から浅野川沿いを歩く。 2週間前は堤防の上の歩道を歩いたが、今日は河川敷に降りて歩いてみることにした。
7月の雨で河川敷の上まで増水して路面が泥で覆われたようだ。乾いた泥がこびりついて、乾いたところはホコリが舞っている。生乾きのところはサンダルで踏むとにゅるっと滑る。草が伸び放題で人の通り道を所々侵食している。草いきれでムッとするし、細かい虫も飛んでいてあまり快適なコースとは言えない。しかし、水面をみるとたくさんの鳥がくつろいでいる。アオサギ、シラサギ、カモ系の鳥、真っ黒な鵜もいた。犀川や浅野川の上流と違ってあまり人が来ないので、鳥も集まりやすいのかもしれない。写真を取ろうとカモに近づいていくと、カモの集団は私を避けるように向こう岸へ泳いでいく。1羽が水面を駆け出して飛ぼうとすると、それにつられて全員が一斉に滑走し始める。ここは鳥を見にくるだけでも楽しい。
大河端あたりから線路に沿って歩く。須崎の手前でガマの穂の群生地を見つけた。ガマの穂と言えば因幡の白兎のお話。ワニに毛をはがされズル剥けになったウサギの治療のために、大国主命がガマの穂をほぐして体につけるように言った場面の印象が強烈で、今もガマの穂をみると、何本か取りたくなる。
須崎あたりで水田の横を歩いた。稲穂が実って首を垂れている。7月は長雨が続いたけれど、順調に育っているようだ。水田の向こう側を、2両編成の電車がゆっくり走っていった。
粟ケ崎駅を過ぎて川を渡ると内灘駅だ。ゆっくり歩いたので家から2時間半かかった。17時28分発の電車で金沢駅まで戻った。
思っていたよりもたくさんの人が途中から電車に乗り込んできた。1時間に2〜3本の運行だが、地元の足として使われているようだ。
15分ほどで金沢駅に到着。家についてのは18時30分だった。
かき氷を求めて石引へ、帰りは宝円寺から裏門坂を下る。
「石引に「ウミネコパーラー」というかき氷屋さんがあって、最近はやりの豪華なかき氷が食べられるらしいので、歩いて行ってみませんか?」と妻を誘ってみたところ、珍しく乗ってきた。
大手町から金沢城公園に入って石川門から出て、そのまま真っ直ぐ進んで石引の金沢医療センターの横へ。石引の通りを進んで、福光屋さんを過ぎて少し進んで、交差点の手前あたりで、女性が何人か行列を作っている。そこがかき氷屋さんだった。家から40分くらい歩いてきた。満席でお店の中でも何人か席があくのを待っている。
「行列に並んでまでして食べたいわけでもないし。」と二人の意見が一致。近くのファミマで炭酸水を補給してから引き返す。
帰りは違った道を通ろうと、金大付属病院の方へ曲がって宝円寺に向かう。木曽谷へ下りる角に旧町名の石碑を発見。「下百々女木町(しもどどめきまち)」という何やらおどろおどろしい名前。由来は木曽谷へ下る川の水の流れが轟々とどどめいていたからと書いてある。
木曽谷へはおりずに、そのまま直進し宝円寺の山門へ向かう。私が10歳くらいの頃に、父が何を思ったのか宝円寺の境内の横に建っていた平屋建ての小さな家を買った。お寺の大きな木の陰にある暗くてジメジメした家だったのを覚えている。3ヶ月に一度くらい、そ窓を開けて家に風を通して掃除するために、家族揃ってその家に来た。両親が掃除する間、私は歩いて広坂から香林坊まで行って、北國書林や福音館書店で立ち読みしていた。結局、一度も住むことなく父が東京へ転勤になった頃に売り払った。その家はどの辺りにあったのかと探してみるが、それらしい家はなく小さな区画の更地がふたつあるばかり。多分ここかなと思いながら、お寺の境内を抜ける。
お寺の裏にある墓地に「前田家の墓」の看板を発見。広い区画に鳥居が建っているところが前田家の墓。お墓の横は台地の際。鈴見町、卯辰山が綺麗に見渡せる。
墓地を抜けると、扇町から登ってくる坂道にぶつかる。裏門坂というらしい。道の真ん中が階段状になっている急坂だ。今は裏門坂だが、昔はこの坂が宝円寺の表参道だったらしい。詳しくはこちらに↓
裏門坂は鬱蒼とした木々に囲まれて、坂の途中には蔦に覆われた空き家が何件か連なる。金沢の中心部とは思えない、追い剥ぎが出てもおかしくない雰囲気。ここを登って宝円寺まで行ったのか、と300年前に思いをはせる。
扇町から賢坂辻、小将町を通って東山へ。最近、東山の159号線沿いに、むらはたでパフェを食べる。妻は白桃パフェ、私はプリンパフェ。真夏の日差しの中を1時間30分歩いた後に食べるパフェはたまらんくらいうまかった。