2013-01-01から1年間の記事一覧

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

一年前の私と今の私。物質としては全くの別人だそうです。毎日の食事を消化して、アミノ酸やらブドウ糖を体内に取り入れて新しい細胞が出来て、古い細胞は排出される。脳細胞も数は変わらないが細胞を構成する物質は日々入れ替わっていく。体を構成する物質…

大晦日

午前中にトイレ掃除と灯油の買出し。午後は来年のカレンダーとノートを買いに本屋へ行き、帰りにスーパーへ寄って、晩御飯の鍋の材料の鶏肉の骨付きのぶつ切りと豚バラを購入。

のんびり年末

今年は息子が高校受験ということもあり、我が家で年末年始を過ごす。例年だと大阪の妻の実家へいったり、私の実家へいったりと、年末年始は自分の家にいないのだが、今年は子供の塾の送り迎え以外とくにしなければいけないこともなく、こたつで本を読んで、…

国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源

ある国が経済的に繁栄するのはなぜか?繁栄する国と貧困に苦しむ国の格差ができる根本の原因は何なのか? 著者は、サハラ以南のアフリカ諸国、アメリカとメキシコ、北朝鮮と韓国、西ヨーロッパと東ヨーロッパ、日本と中国などの事例を詳細に検討する。 自然…

さしつさされつ

昨日は仕事納め。仕事帰りに上司に誘われ最後の忘年会ということで3人で呑みにいく。まずは生ビールを2杯いただいてから、燗酒に切り替える。上司の話を聞き、時々は自分のことも話し、徳利をさしつさされつしながら呑んでいるとゆったりした気分になる。上…

餃子120個と新しいホットプレート

餃子が食べたいという息子のリクエストに応えるために、スーパーで豚挽き肉と白菜とニラと餃子の皮120枚分を買ってきた。ついでに、大量の餃子を一度にきれいに焼くために、結婚してから20年間ずっと使ってきたホットプレートを買い換えた。きれいに餃子を焼…

三者面談

今週の木曜日に仕事を早退して中学3年生の息子の三者面談に行ってきた。いつも学校関係の行事は妻にまかせっきりなのだが、卒業も近いので今回は私が行くことにした。 16時からの面談に間に合うよう息子と二人で15時頃に家をでる。妻が車を使っているので息…

パァーっといきますか。

今週は仕事で次々とトラブル発生してバタバタした一週間だった。てんてこ舞いでやっと金曜日にたどりついた。ほとほと疲れた。私だけでなく、みんなが同じように感じていたらしく。上司が「金曜日だからみんなでパァーっと行くか。」と誘ったら、「じゃ、行…

嘘つきアーニャの真っ赤な真実

米原万里さんの本にハズレはない。この本は、1960年代、米原万里さんが小学校高学年から中学生の頃に通っていたプラハのソビエト学校の3人の同級生、ギリシャ人のリッツァ、ルーマニア人のアーニャ、ユーゴスラビア人のヤスミンカの思い出と、彼女たちを1989…

量子コンピュータとは何か

専門的な科学の内容を一般の人向けにわかりやすく解説する本はいろいろ読んだけれど、題材としては、量子コンピュータはかなり難しいと思う。コンピュータの仕組みをゼロから説明するのも大変な上に、量子力学自体が訳わかりません。でも、この本は、コンピ…

世界を救う処方箋 「共感の経済学が世界を救う」

ボリビアのハイパーインフレを退治し、自由化後のポーランドやロシアなど各国の経済政策のアドバイザーを努め、世界から貧困をなくすために何ができるかを提言してきたジェフリー・サックスが、アメリカの貧困問題について書いた本です。アメリカの最富裕層1…

生命と偶有性

私たち日本人は今、「不安」を避けて逃亡する巧みさよりも、あえて不安をもたらしているものの正体を見据え、正面から向き合う愚直な勇気こそ必要としているのではないか。 日本人を不安にさせているものの正体に、人々は次第に気付き始めている。その正体と…

初弁当

天徳院

妻が娘を連れて大阪の実家に里帰りしているので、この3連休は息子と二人で過ごしている。息子は中学3年、受験生ということで、休みも関係なく塾の授業がある。私はご飯を作ったり、洗濯したりと家事をしながら、本を読んで過ごしている。適当に家事をしなが…

東京の昔(再読)

吉田健一の長編小説。東京の本郷に住む主人公が、近所の自転車屋の勘さん、東大生の古木君、下宿先のおしまさん、実業家の川本さんとおでん屋やバー、下宿で呑みながら会話する。昭和になったばかりの、明治維新以来のゴタゴタが落ち着いて、戦争が始まるま…

復帰

100キロウォークのダメージが思いのほか長引いて、この2週間全く運動することができなかった。スネの外側の筋肉がこわばり力を入れると痛かったのだ。左足にはまだ少し痛みが残っているが昨日から少しずつ走っている。今朝は鈴見橋まで行って天神橋まで戻り…

娘と過ごす

妻が大阪の実家に戻っているので、この3連休は息子と娘と私の3人で過ごしている。図書館で篭って勉強するといって息子が出かけたので、今日は娘と二人で過ごした。 私が洗濯物を干している間に娘はセキセイインコの籠を掃除して、その後二人で浅の川沿いをジ…

石川県チャリティ100km歩行大会

先週の土日に参加してきた。七尾から小松まで約24時間で完歩した。思ったよりも体にダメージがあったようでまだ足首がむくんでいる。100キロ歩いている間にいろいろ考えたことを書きます。石川県100km歩行大会公式サイト http://i-100km.com/ 1 スタッフの…

本を売りに

居間の本棚がいっぱいになって、本棚の上や寝室のベッドの周りに本があふれてきたので整理することにした。2度と読むことがなさそうな本を分別した。仕事関係は、本当に必要になるときはその時点での最新のものを見たいので少し古い本はすべて処分することに…

ちょっと怠けるヒント

一冊まるごと怠けるについてのエッセイ。怠けるを主題にして、よくこれだけ書けるなと感心する。古今の文学作品に登場する怠け者について語ったかと思うと、ゴミ屋敷の主について考察してみたりと幅広い。ひとつ前のエッセイの話題を引き継いで次のが始まる…

クラシックカーフェスタ in 金沢

金沢城公園へクラシックカーを見物に行ってきた。テレビを見ていたいという娘を家に残して、お昼ごはんの後、妻と二人で歩いて出かけた。大きいのから小さいの、国産車も外国車も勢ぞろい。約70台が集まっていて見ごたえありました。それぞれの車のオーナー…

クラウドからAIへ

AI(人工知能)関連の話題が、まんべんなくまとまっていて3時間でひととおり見渡すにはいいかもしれない。あらかじめ決めたルールによる処理を基本とした人工知能から始まったものの、現実の多様性の前にそれが行き詰って、統計・確率的AIに移り、脳細胞の接…

猫の間合い

朝、食卓で新聞を拡げて読んでいると、必ず猫が寄ってきて新聞の上をひととおり歩き回ってから、新聞の上に座る。新聞が読めないのでどいてくださいと言ってもそのまま居座っている。そんなに私のことが好きなのかと思って、首周りをなでてやるとしばらくは…

インフォメーション 情報技術の人類史

アフリカのトーキングドラム、文字、活版印刷、電信、電話、インターネット。これまでに使われてきた情報通信技術が概要をふりかえり、それぞれの技術が、人々の生活や思考に及ぼした影響がまとめていきます。500ページを超える大著です。 第1章 太鼓は語る…

猫会

うちの「ジンジャー」は近所の公園に捨てられていたのを拾ってきた猫。その時一緒に捨てられていた他の2匹も、娘の友達の家にそれぞれ引き取られた。で、3匹の猫兄弟を再会させるという名目で、3家族が猫を連れて集まって晩御飯を食べる会、猫会をここ一年く…

風間深志さん

1ヵ月くら前に、風間深志さんにお目に掛かる機会があった。太平洋側で日の出を見てからバイクで1日走って羽咋市の千里浜海岸に集合して夕陽を見るというイベント、サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリーの準備のために石川県にいらっしゃった時に、打…

鶏団子のチャンコ、鶏ひき肉とかぼちゃの煮物

めっきり涼しくなったので今シーズン初めての鍋物。5月に母からもらっていた、見切り品のちゃんこ鍋スープを使ってみた。鍋の具材から、いい出汁がでるのでわざわざスープを買うほどでもないような気がする。 鍋に使った鶏ひき肉を少し残しておいて、かぼち…

卯辰山

7月頃から週に3回くらいのペースで走っている。コースは小橋の自宅から東山の交差点まで歩く。交差点から走り始めて東山の街を抜けて天神橋から常盤橋まで浅の川の右岸を走り、常盤橋を渡って鈴見橋まで行き折り返し。天神橋まで戻ってから卯辰山を登り、山…

Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール

Y Combinator は、創業間もない企業に投資する仕組み。 ・投資額は1社2万ドル程度 ・2011の夏学期では、2000社から選ばれた62社が参加。 ・投資の条件は、6%の株式を引き渡すことと、3ヶ月間シリコンバレーに住んで、各々のプロジェクトを完成させること。…

寝台急行「昭和」行

関川夏央さんの鉄道に関する文章をまとめた本。著者が各地の鉄道に乗りに行ったお話。夏目漱石や志賀直哉、松本成長、獅子文六らの作品の中で、どんなふうに鉄道が登場したのか。とか、明治以降の近代化の歴史が、過去への郷愁をたっぷり織り交ぜて語られる…