2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

とり白菜

「さぶろべい」の名物、とり白菜を食べたくなって家で再現してみた。料理自体は、すき焼き用の鉄鍋に鶏肉と山盛りの白菜を入れて炒めながら食べるだけ。肝はタレだ。ちょっと甘めの醤油ベースのたれは、昆布だしに砂糖とみりんと酒をいれて火を入れてみた。…

コストコ

夕方から妻とふたりでコストコへ買い出しに行った。食料品も日用品も売り出す商品の量が普通のスーパーに比べると桁違いに多いので、単価に換算し、大量の商品を保管するスペースがあるがどうか、食料品は賞味期限内に食べきれるかどうかも考え合わせながら…

iPS細胞はいつ患者に届くのか 再生医療のフロンティア

再生医療の現在の状況を知るには手頃でわかりやすい本です。再生医療というと心臓などの臓器をiPS細胞などから丸ごと作って移植するのかと思っていましたが、例えば神経細胞に分化するように操作した幹細胞を血液中に注射することで、幹細胞が脳梗塞で死んだ…

原始仏典第五巻 中部経典Ⅱ

これまでにも何度も登場し、五巻にも出てくる原始仏典の二つの考え方を紹介します。 「無記」 世界は時間的に有限か無限か。世界は空間的に有限か無限か。生命と身体は同一か別か。如来は死後存在するか否か。これらについての見解を求められるとブッダはわ…

多数決を疑う 社会的選択理論とは何か

多数決は本当に正しく民意を反映しているのかと著者が問いかけるところから始まる。 多数決という意思集約の方法は、日本を含む多くの国の選挙で当たり前に使われている。だがそれは慣習のようなもので、他の方式と比べて優れているから採用されたわけではな…

富山市ガラス美術館と鱈汁

3連休の真ん中の日曜日。久しぶりに家族で出かけてきました。まずは午後1時に家を出て富山市ガラス美術館へ向かう。2階から6階までがどーんと吹き抜けになった開放感のある建物で、木の板が内装に使われているからか穏やかな雰囲気です。 コレクション展…

ウッツ男爵

ナチスの侵攻、ソ連によるチェコ侵攻「プラハの春」など、動乱の時代をマイセンの磁器の人形を蒐集し、プラハで守り続けた男のお話。 「パタゴニア」もそうだけど、ブルースチャトウィンは、過剰なところがあって狂気を感じさせる人物を描かすとうまい。 パ…

ナノフューチャー 21世紀の産業革命

この前読んだ 「人口知能 人類最悪にして最後の発明」の中に、人工知能が発達し特異点を超えると、人間の制御が及ばなくなった人工知能が勝手に自己再生型のナノテクマシーンを操るようになり、それらが手当たり次第に分子を組み替えて地球上が「グレイ・グ…

仏教思想のゼロポイント:「悟り」とは何か

ゴータマ・ブッダの言う解脱・涅槃とはどんなことなのか? を、原始仏典に基づいて解説した本です。 自分という実体があるのではない。過去にあったことが原因となってたまたま現在の状況があるだけ。自分は常に移り変わる。そんな我々が物を見る時は、網膜…

年収は「住むところ」で決まる—雇用とイノベーションの都市経済学

ICTやバイオサイエンス、医療器械など産業のイノベーションを実現する企業が特定の都市に集積する傾向が強まっている。なぜ、企業は一部の都市に集積するのか、どうしたらそのような企業を呼び込み次世代の産業を集積させることができるのか。第一線の経済学…