2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ベランダで朝飯

明るい日差し、青空、窓を開けても心地よい暖かさ。ベランダにキャンプ用の椅子とベッドを並べて朝ごはんを食べた。自宅待機の暇にまかせて、妻が昨日焼いたフォッカチャとリンゴだけの簡素な朝ごはんだけど、外で食べると気分がいい。妻と娘と私の3人で、2…

そして、みんなバカになった

橋本治が好きかどうかと聞かれると、ものすごく好きという訳ではない。なんでも根っこからひっくり返して考え始めるし、思いもかけない細かいところにこだわるので、いちいち説明が面倒くさいのだ。でも、1年に1度くらい、無性に読みたくなる。特に、これか…

宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧

スティーブ・ジョブズが禅に入れ込んでいたのは有名な話だ。アップル製品の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインは禅の考え方に通じるとも言われる。また、ある日本人のお坊さんを師匠のように慕い自宅に招いて様々なことを相談したり、1991年にヨセミテの…

うちで踊ろう

先週の土曜日、1階の部屋で本を読んでいると、娘がピアノ弾きながら歌の練習を始めた。娘は高校の合唱部に所属している。今回の新型コロナウイルスのせいで、3月の上旬から部員が集合しての練習はほぼできていない。家で腹筋などのトレーニングや発声練習な…

迷うことについて

「隔たりの青」というタイトルのエッセイと、彼女の家族や恋人、友人のことをふりかえるエッセイとが交互につづられる。東欧から祖母がアメリカへ移民したあとの波乱の人生、ネバダの砂漠の一隅に引きこもる恋人を訪ねたこと、友人が自殺したことなど。 衝撃…

何を優先すべきか

新聞では、コロナウイルスの影響で2020年の経済成長率はマイナス3〜6%になる見込みとある。これまでの私であれば、「これは大変だ。大不況、失業者が大幅に増える。どんな手段を使ってでもマイナス成長避けなければ。」と受け止めただろう。今は、「多少…

執念深い貧乏性

栗原康さんの本には中毒性がある。粗野でガサツな言い回しで、一見何ら関係のない体験談、例えば実家で飼っていた猫がおじいさんに捨てられたけれど、3日ほどで戻ってきた話、長渕剛の「Captain of the ship」歌詞の引用が続いて、安心していると話が急展開…

夕方の散歩(東山から卯辰山)

一日中家にこもっていると気持ちがクサクサしてくるので、土曜の夕方に散歩に出かけた。人混みに遭遇しないように、東山から天神橋、そこから卯辰山に登り、望湖台をすぎて、金沢卯辰山工芸工房の脇から再び 東山に降りてくるコース。 東茶屋街は洋食の自由…

ペペロンチーノ

昨日判明した石川県内の新型コロナウイルスの感染者数が20人。人口あたりの感染者で比較すると、東京都と遜色ないくらい多い。何ができるわけではないが、少なくともこの週末は買い物に出かけるだけにして、家でおとなしくしていようと思う。 一週間分の食…

卯辰山 桜 散歩

天気が良いので、妻と一緒に桜を眺めに卯辰山を散歩してきた。 まずは、馬場児童公園。ここは公園を取り巻くように桜がびっしりと咲いて美しい。近所の人が日常の延長として桜を愛でている雰囲気がいい。私的には金沢で一番好きな桜。 東茶屋街の宇多須神社…

シトロエン2CV

先週の日曜日、近所を散歩していた時に、2CVを見つけた。 2CVというのは、フランスの自動車メーカー、シトロエンが1948年に発売した小型車。農民向けの企画された車で、「こうもり傘に4つの車輪をつける。」をコンセプトに、設計にあたっては次の条件を満た…

旅の効用 人はなぜ移動するのか

この本の著者、ペール・アンディションはスウェーデンの人。若い頃からバックパッカーとして旅を重ねて、旅をテーマにした小説やエッセイを書いたり、旅行雑誌を発行したりしている。インドのムンバイが好きで何度も通っている。ムンバイに滞在して市場や路…