きょうの料理

NHKの「きょうの料理」が子供の時から大好きでした。料理をするわけでもないのに、夏休みになると毎日見ていました。
私が小学生の頃出演されていた方で、今でも覚えているのは、

  • 陳健民さん  ちょっと怪しい日本語での、広瀬久美子アナウンサーとの掛け合いが面白かった。材料を湯通しするときは「お豆腐、お風呂入れてくださいね」と言ってました。
  • 小野正吉さん テレビ画面の外にいるはずの助手の人をどなりつけているのが、画面を通して伝わってきました。アナウンサーも「ああ、これが人参ですね」などと、いいかげんな相槌をうつと、「見ればわかる!」と突っ込まれていました。子供ながらに怖いおじさんだと思っていました。
  • 辻嘉一さん  簡単な料理でも、きっちりと手間をかけていたのが印象的でした。言い方は柔らかいですが、料理に対する厳しさは小野さんと同じでした。


この3人の方は、今思えば家庭料理というよりは、かなり本格的な料理を取り上げていたように思います。
手間をかけずにパパッと作ることも大事ですが、最近は基本にもどって、出汁をとるところからきっちり料理したい気分です。


本屋で新書を物色していたら、「きょうの料理」番組制作に携わっていた方が書いた、本を見つけました。歴代の「きょうの料理」出演者のエピソードをまとめてあります。マニアの方必見。

テレビ料理人列伝 (生活人新書)

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そういえば、後藤アナウンサーも本を出したそうです。

「きょうの料理」のヒミツ

「きょうの料理」のヒミツ