コルシア書店の仲間たち

ミラノの、コルシア書店に集まる、様々な人にまつわる思い出を綴った、須賀敦子さんのエッセイ集。1950年代から70年代にかけてのお話です。


名門企業の大株主、貴族、ドイツ人、スロベニア人ユダヤ人、ジプシー。いろんな人が登場します。どの話も大変刺激的です。異なる文化を背負った人とつきあうのって、疲れるけど面白いだろうなと思いました。


話の中に何度も、フィアット500(チンクイチェント)が登場していました。60年代は、イタリアは、本当にみんなこれに乗っていたようですね。

コルシア書店の仲間たち (文春文庫)

コルシア書店の仲間たち (文春文庫)