汁椀と鯖の糠漬け
長男の汁椀です。能登島へキャンプに行った時に、輪島へ寄って買いました。男の子のごつい手にも負けないくらいのしっかりとした高台がある、オーソドックスな形の汁椀です。娘の汁椀と同じ朱色です。
現物を見て買いたかったので、輪島塗の塗師屋さんを訪ねてきました。そこも地震で土蔵がダメになったそうです。お金も時間もかかるので迷ったけれど、これまでの作業環境を変えたくないので土蔵を修復することに決心したとおっしゃっていました。これからすぐに作業場を確保して、土蔵の修理に取り掛かるとのことでした。土蔵は壁を塗ったあとの乾燥に時間がかかるので、修復作業が1年で終わるのか2年かかるのかわからないそうです。
地震の直後は建物にそんなに被害はないと感じていたそうですが、よくよく調べてみると土蔵の壁にひびが入っていて修理しないと使えない状態だったそうです。事務所の引越しなどで大変な時におじゃましたにもかかわらず、丁寧に対応していただいて、ありがたいことです。
輪島は、地震からの復興PRが効いたのか朝市にかなりの人手がありにぎわっていました。朝市では、この前、こんか鰊を買ったおばさんのところへ行ってきました。「この前の鰊、おいしかったのでまた来ました。」と言ったら、さばの糠漬けのおまけに、エイのひれととび魚の糠漬けもつけてもらいました。旨みをだすために糠にいしるを混ぜて漬け込んでいるそうです。