本屋さん

最近オープンした大きな本屋さんに行ってきました。確かにお店は広いのですが、正直、あまりワクワクしませんでした。


ビジネス書の棚に小説が混ざっていたり、同じ著者の本なのにバラバラに置いてあったりして、本の並びが荒れているというか、とりあえず並べているような印象を受けました。書店お薦めの本のコーナーもなく殺風景な感じがしました。


本屋もどんどん郊外化、大型化がすすんで、まちなかの本屋さんが少なくなりました。もうずいぶん前になりますが、香林坊109の場所に北国書林のビルがありました。地下のちょっとトイレの臭いのする、人文系書籍のコーナーの陰で、立ち読みするのが休日の楽しみでした。香林坊の交差点から広坂の方に少し行ったところにあった福音館書店も好きな本屋さんでした。小さい本屋さんにしては専門書が充実していたように思います。当時は岩波文庫はぺらぺらのトレーシングペーパーのよなものがカバーでしたが、ここの文庫本の棚はギュウギュウに詰め込んであったので、その紙がすぐにはずれて困った記憶があります。


どうせ品揃えはアマゾンにかなわないのですから、いっそのこと、お店の好み、店主の趣味で本を並べたほうが面白いと思うのですが。札幌にはこんな本屋さんもあるようです。