山登り

26日、27日に夏休みを取って、父と子供を連れて白山に行ってきました。


計画では、26日に登って室堂で泊まり、御来光を見て27日に下山するつもりでしたが、26日の朝に登山口まで行くと土砂降りの雨。2時間ほど雨が止まないかと待っていたものの、止む気配なくあきらめて帰ってきました。無理して雨のなかずぶ濡れになって登るよりも、天気がいいときに、気持ちよく登ろうということで、1日順延して日帰り登山をすることにしました。


ということで、今朝3時に起床、子供は半分寝たまま車に乗せて市ノ瀬へ向けて出発。5時前に市ノ瀬に到着。5時発のシャトルバスに乗って別当出合の登山口へ行きました。バスは満員、小学校1年生くらいの子供から、おじいちゃん、おばあちゃんまでいろんな人が乗っています。


空は快晴。一日待ったかいがありました。ひんやりとした空気の中を男3人で黙々と歩きます。1時間も経たないうちに子供は歩くことに飽きてきたのか、あとどれくらいで頂上なの?と何度も聞いてきたり、足が痛いだの、もう帰りたいだのいい始めますが、もう少しで休憩するから、とか、上についたらお菓子食べようとかやさしいこと言ってなんとか歩かせます。30分に1回は休憩しながらも3時間ほどあるくと森林限界を超えました。景色がよくなったおかげか、あきらめたのか、子供も文句をいうことなく歩くようになりました。


10時に室堂到着。少し早いけれどお昼ご飯にしました。コンロでお湯を沸かしてチキンラーメンを作り、もっときたおにぎりと食べました。大人は売店で買ったビールとお酒もつけて。食事の後はいよいよ、頂上に向かいます。子供に最後の踏ん張りを期待して、「私より先に頂上についたら、好きなもん買ってやろう。」と提案しました。負けるわけ無いという気でいたのですが、昼飯のお酒が効いたのか歩き始めると心拍数だけがどんどんあがって苦しい。子供はどこにこんな元気が残っていたのかというくらい軽やかに登っていきます。父を置き去りにしてどんどんのぼりましたが、結局、私の大敗でした。


何度来ても頂上は気持ちいいです。子供は双眼鏡で飽きることなく、周りの景色をみていました。


下りは心肺は楽ですが、足腰にはキツイ。子供もまた足が痛いと弱音を吐きますが、帰り道は登りのときと違って、「早く家に帰りたいのなら自分で歩け。」、「歩けないなら置き去りにして帰る。」と鬼のようなことを言い、帰りのシャトルバスの時間を気にしながら急ぎました。


4時20分に別当出合に下山。いい天気で本当によかった。子供は疲れた顔をしていますが、彼なりに充実感もあった様子。父は足腰が弱ってきたとショックを受けた様子。また付き合ってもらえるかしら。