未完の建築家 フランク・ロイド・ライト

アイン・ランドの小説「水源」の主人公ハワードロークのモデルが、フランク・ロイド・ライトとのこと。現実はどんな人だったのか興味があったので読んでみました。


自分のやりたい事を実現するために、世間やお金にこびることなく自分の意思を貫く人だったようですが、傲慢で、自分勝手で、とんでもない人物だったようです。家庭や仕事に行き詰まると、全てをほったらかして、愛人と二人でヨーロッパに行ってしまったり、金もないのに借金を重ねて贅沢したりとやりたい放題です。


一方で、何度も世間から見捨てられそうになりつつも何度も復活を果たし、90歳になっても現役で活動した、才能と活力に驚かされました。


ライトの人物像を手軽に知りたいひとにお奨めです。明治村に移築されている旧帝国ホテルの玄関を見に行きたくなりました。

未完の建築家 フランク・ロイド・ライト

未完の建築家 フランク・ロイド・ライト