毎日つかう漆のうつわ

漆器には、蒔絵や沈金を凝らした豪華な重箱やお椀のイメージが強いですが、もともとは毎日の食事に使うためにできたもの。輪島塗は地の粉を塗ることで丈夫にできたことがきっかけで、江戸時代に全国的に知れ渡ることになったとのこと。


安くはないですが、たくさんの工程を経て1つずつ手作りで作られていりること、修理ができてその気になれば一生使えること、そして、独特の色艶と感触を毎日楽しめることを思うと、そんなに高くもないような気もします。


この本には、お箸、汁椀、飯椀、お盆、重箱など毎日使いたくなるような塗り物がたくさん出てきます。塗り物のお盆に、お気に入りの徳利とぐい飲みをのせて、お酒を呑んでみたいものです。

毎日つかう漆のうつわ (とんぼの本)

毎日つかう漆のうつわ (とんぼの本)