毎日つかう漆のうつわ
漆器には、蒔絵や沈金を凝らした豪華な重箱やお椀のイメージが強いですが、もともとは毎日の食事に使うためにできたもの。輪島塗は地の粉を塗ることで丈夫にできたことがきっかけで、江戸時代に全国的に知れ渡ることになったとのこと。
安くはないですが、たくさんの工程を経て1つずつ手作りで作られていりること、修理ができてその気になれば一生使えること、そして、独特の色艶と感触を毎日楽しめることを思うと、そんなに高くもないような気もします。
この本には、お箸、汁椀、飯椀、お盆、重箱など毎日使いたくなるような塗り物がたくさん出てきます。塗り物のお盆に、お気に入りの徳利とぐい飲みをのせて、お酒を呑んでみたいものです。
- 作者: 赤木明登,日置武晴,高橋みどり
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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