量子力学が見る見るわかる
見開き2ページの図解で、量子力学を76項に分けて解説していきます。著者は予備校の先生もやっていたことがあるとのことで、難しいところはサラッと触れる程度に止めてテンポ良くわかった気にさせてくれます。数式が苦手な私にとっては、量子力学の概観を見通すことができてよかったです。
光が波であると同時に粒子でもあるという、波動性と粒子性についてのお話、電子は観測するまでは何処にあるかは確率でしか記述できなかったり、此処とあそこに同時に存在ユウレイのようなものであるというお話、人間が観測するまでは何も実在しない、すべては人間の脳の認識の問題であるというようなところまで突き詰めて考えていくと、日常の感覚から離れてしまって、何が何だかわからなくなってきます。でも面白いです。
高校の時に物理は最初の授業で投げ出してしまったけれど、物理の教科書買って読んでみたくなりました。
図解 量子力学が見る見るわかる―摩訶不思議な世界を読み解く76項
- 作者: 橋元淳一郎
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2002/01
- メディア: 単行本
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