ENDURANCE Shakleton's Incredible Voyage

何回読んでもドキドキします。本当にこんなことあったのかと思います。最後のページをめくる時、他人事ながらホットした気持ちになります。


1914年にイギリスの南極探検隊28人を乗せた、エンデュアランス号は、氷の海に閉じ込められます。しばらくは、乗組員は氷が開くのを船の中で待っていましたが、氷の圧力で船を破壊されて全員氷の上に取り残されます。何とか陸地にたどり着こうと、氷の上を橇で移動しようにも荒れた氷の上を移動するのも大変、風と海流に流されるまま、少しでも陸地に近づくのを待ちます、冬が終わって氷が開いたのを見計らって、残された2艘のボートに乗って陸地を目指します。何とか小島にたどり着いてホットすると間もなく、メンバーのうちの6人が800マイル離れた捕鯨基地のある島まで救助を呼びに小船出かけます。世界で最も荒れた海ドレーク海峡に漕ぎ出します。命からがら島にたどりついたものの、捕鯨基地があるのは島の反対側。6人のうちの3人が歩いて雪山を歩いて越え、助けを求めにいきます。何度も迷いながら3日かけて捕鯨基地につきます。


結局、17ヶ月間漂流して、ひとりの犠牲者も出さずに帰ってきます。すごいです。


船長のシャクルトンが、冷静でがつ明るいこと。全員が生きるか死ぬかの決断を下すプレッシャーは相当なものはず。でも、氷の上で結構楽しそうに過ごしています。それと、優秀なナビゲータがいて常に自分たちの位置を把握できたことが生還の大きな理由だと思いました。

Endurance: Shackleton's Incredible Voyage

Endurance: Shackleton's Incredible Voyage

エンデュアランス号漂流 (新潮文庫)

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