父の車

父が初めて買った車は、名前はわかりませんがマツダの軽自動車のバンでした。2ストロークエンジンの白煙をもうもうと出して走っていました。


その次に買ったのは、スバル1000。親戚が乗っていた車を中古で安く譲り受けたようです。スバル1000が初めて家に来た日は、用もないのに家族が車に乗って夜のドライブに出かけました。それまでの軽に較べて広い車になったことを喜んでいた覚えがあります。何かにつけ父が「この車は前輪駆動だから雪道に強いんだ。」と自慢げに言っておりました。


その次に家に来たのは、何を思ったのか、初代のカローラ・レビン(TE27型)でした。2ドアクーペの狭い後部シートに押し込められ、窓が少ししか空かないのを窮屈に思っていたことを思い出します。


その後はカリーナ、私が免許を取った頃はカリーナEDでした。よく貸してもらいました。カリーナEDの次は、やっぱりマーク穸。どうして4気筒エンジンよりも6気筒エンジンの方が滑らかなのかを、あんまり聞いていない私にしつこく説明してくれました。その頃にはわたしも車に多少興味を持っていたので、なんでマーク穸なの?もうちょっと、気の利いた車にしないのかと思っていましたが、父は誇らしげに6気筒エンジンのマーク穸を2台乗り継ぎました。


次は、スキーに行くのに便利だとエクストレールに乗り換え。そのエクストレール、父が入院中なので今は私が使ってます。最初は冷蔵庫みたいにそっけない車だと思っていましたが、慣れると扱いやすくていい車です。


そろそろ冬タイヤに換えときます。