怒らないこと

スリランカの上座仏教の長老のかたがかいた本。幸せを感じて暮らすためには怒らないことが大事らしい。怒ると自分の心、体を蝕んでいくらしい。怒るというのは、拒絶すること=受け入れないこと=不満に思うこと。つまり嫌いだとおもったり、退屈で不満に思うこころや自分を拒絶し自分が厭になることも含まれる。とにかく、怒ると幸福が破壊されていくとのこと。怒りを心の中に入れないためには、

  • 自分の心にある怒りに気付くこと
  • 怒ったら「自分は負け犬」と言い聞かせる
  • 「何をされても怒らない」ことを自分に課す。→怒りは猛毒殺される瞬間でさえ、もし怒ったら心は穢れる
  • 「生きがいなどにこだわらない」→何があろうとも拒絶せず状況を受け入れて楽しむ。
  • 「自分は偉い」というエゴを捨てる
  • 「自分はダメな人」というエゴを捨てる
  • 「他人に負けたくない」というエゴをすてる
  • 自分がすべきことを精一杯するだけでよい
  • 小さな成功をつなげて人生をつくる→10分後の成功をつなげる
  • 笑えば怒りは消える→笑って幸福になる


我が身をふりかえってみると、あいつに負けてたまるかと無理してがんばってみたり、ふがいない自分のことが厭で無理してみたりと、怒りのパワーでドタバタと走ってきたような気がします。短距離走では怒りのパワーと勢いでなんんとかなるけれど、長期的には息切れして自分の体を痛めつけていたのかもしれません。イライラしtり不機嫌になるのは、心に怒りを入れ込んでいるからでしょう。状況を受け入れて飄々と、自分のやるべきことをこなしていけるようになりたいものです。

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)