雪だるま

雪が積もった。

明け方には3センチ程度、夜が明けてからも降り続いて9時ごろには約10センチ積もった。子供たちは外で遊びたくてうずうずしだす。玄関前と車の周りの雪すかしをお願いすると、二人で物置からスキーウエアやらスコップやらを運び出して準備を始め、私が顔を洗っているあいだに外に出て雪かきを始めた。10分ほど遅れて私が外に出るころには雪すかしはあらかた終わり、二人で雪だるまを作っていた。息子が胴体、娘が頭部。湿っぽい雪の上を雪玉を転がすと、言葉通りの雪だるま式に大きくなり、すぐに自分の力だけでは動かせなくなる。息子と二人がかりで頭部を持ち上げ、胴体の上に乗せた。自分ひとりだけでは作れない大きな雪だるまができた。