絵でわかる人工知能
シンギュラリティにニューラルネットワーク、機械学習、ディープラーニング、ベイズ統計、モンテカルロ木探索、などなど。人工知能に関する用語の数々をイラストとともに解説します。
著者は、「人工知能が囲碁で人間に勝った。さあ大変。人工知能が人間を超えて勝手に進化、暴走して人類滅亡だ。」といいう立場はとりません。機械が人間の能力を超えることなどいくらでもある。計算は電卓にかなわないし、記憶して思い出す能力などコンピュータの足元にも及ばない。今騒がれている人工知能もその延長に過ぎない。問題は人間が人工知能をどのようにうまく使っていくかだ。実際に人工知能をいじくっている人ならではの、覚めた見方です。
コンパクトにまとまっているけれど、扱う分野が幅広いのでわかりづらい面も。この本を入り口にして自分で深く調べたい人、ある程度知っていて全体を整理したい方にオススメです。
絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68 (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 三宅陽一郎,森川幸人
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: 新書
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