金沢マラソンの応援

妻が金沢マラソンを完走した。6時間30分かかったけれど完走は完走、大したものだ。

 

出場が決まってから何度か朝一緒に走った。休日には10キロ走った。ゆっくりであれば走り続けれるのだが、少し距離を伸ばすと膝が痛くなったようだ。フォームを直したり、インソールを使ったりといろいろと試したが改善しない。本番の1ヶ月前になって、知り合いに教えてもらった高校の陸上部員が足繁く通うというお医者さんに診てもらった。膝の骨が擦れて痛くなるとのことで、そこをカバーするシューズを選んでもらい、テーピングの方法も聞いてきた。

 

専門家のアドバイスは聞いてみるもの。新しいシューズを履いて、テーピングしたら膝の痛みは気にならなくなったらしい。しかし、それが大会の1週間前。結局、一度も10キロ以上を続けて走ることなく本番にのぞんだ

 

スタート地点の香林坊まで車で送ってから、家に戻って5Km毎のラップタイムをスマホで確認する。10Km地点までは8分/Kmのペース。いつもより少し速い。15Km地点を通過したのを確認してから、家を出て20Km地点に向かう。15Kmから20Kmは、9分/Kmと少しペースが落ちたけれど表情にはまだ余裕がある。この調子で行けば完走できるかもと思い始める。少しでも力になればと33Km地点の金沢駅西口でも声をかけるつもりで移動。

 

金沢駅西口の関門は閉鎖時刻の30分前に通過。前に進むことに集中しているのか、疲れて朦朧としているのか、何度声をかけてもこちらに気がつかない。近くまで走り寄ってようやく気づいたようだ。

 

ここまで来ればあとは全部歩いてもゴールできる。シャトルバスでゴール地点に先回りして待った。6時間を経過してランナーが少なくなってきた頃、冷たい雨の中を無事ゴール。

 

家に帰って聞いたところ、きんつばは品切れだったが、カレーやらラーメンはしっかり食べたそうだ。私が去年参加した時は、そんな余裕もなくエイドステーションでは水とバナナくらいしか手に取らなかったのに、彼女は大会をしっかり楽しんだようだ。

 

ラソンから1週間経ったけれど未だに足を引きづってお地蔵さんのように歩いている。

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