数学

来週には公立高校の入学試験だというのに、娘は相変わらず数学に苦労している。昨日塾へ送っていく車中では、数学の過去問をやっても50点以上にならない、学校から帰ってきて金沢情報を見てから勉強しようと思っていたのだけれど、急に悲しくなって机に座って泣いてしまったとボソボソ言っていた。相当に追い込まれているようだ。安易に慰めの言葉をかけたところで、鋭い娘のことだから反発されるだけだろうと意識しすぎて、「そうか、大変だね。」と他人ごとのような返事をしてしまった。


思い返してみれば、彼女は小学校4年生くらいから算数が苦手で、いつも補修クラスに入れさせられていた。そのうちにわかるようになるだろうと放置しておいたのがよくなかったのかと、そろばん教室に通わせておけばと、今更後悔してみても詮無い。きちっと考えようとする姿勢はある。でも、ちょっとわからない所に出会うと、そこから先へ屁理屈をこね回してでも進む力がない。結局はよくわかっていないということか。


今のところ、目覚ましい成果は現れていないけれど、彼女のこの1年間の勉強ぶりは大したものだと思う。なんとか苦手な数学と理科を克服しようと毎日コツコツと取り組んで、わからないところは学校や塾の先生にもうんざりされるくらい粘り強く質問していた。支払った月謝のもとは十分に取ったと思う。


残り1週間。心穏やかに受験できるように見守っていたい。それしか出来ないのだが。