美術館と競輪場

富山の美術館と競輪場に行ってきた。

 

8時48分発の電車で富山へ向かう。なんとか座れたが座席はほぼ埋まって立っている人もいた。電車の中では、中々読み進めていない「失われた時を求めて」の6巻を半ばウトウトしながら読んで過ごす。

 

10時前に富山駅に到着。富山県美術館まで15分くらい歩く。いつきても富岩運河環水公園は美しいところ。子供が小さければお弁当持ってきて遊ばせに来る。今日の目当ては「チェコ・デザイン100年の旅」。20世紀初めの、アールヌーボーキュービズムあたりの印刷物がかっこいい。緑や紺一色刷りの本や雑誌の表紙はたまらんくらいかっこいい。その頃に出版されたチャペックの「ロボット」の初版本も展示してある。

 

コレクション展の椅子の展示も良かった。イームズのラウンジチェアは座ってもいいとのことだったので試してみる。座面に腰のあたりを支えるクッションがあるので、でれっと座りやすい。いつか我が家にもオットマン付きで欲しい。午前中だったからか、適度な混み具合。ゆっくりできるのが何よりありがたい。

 

11時半頃に美術館を出る。インテック本社前からポートラムに乗って富山競輪場へ。17分の乗車時間で200円の均一料金とは安い。沿線の人は便利だろう。競輪に来るのは初めて。車券の買い方がわからなかったが、見よう見まねでなんとか買ってみる。とりあえず、1着と2着を当てる「2車単」といいう買い方を100円ずつ何度かやってみたが当たらん。倍率の一番低いの買ったら大穴出るし、当たる気がしない。

 

当たらないけれど、スタンドに座っていると海からの風が気持ちいい。コアな人たちの選手への声援も面白い。走っている人と観客の距離が近いのがいい。昼からビール飲んで気持ちよくなってる人、多数。私もカルビ丼食べながらビール飲む。隣のテーブルでは、4、5人が新聞片手にビール飲みながら、次に誰に賭けるべきか、しきりに議論している。7レースまで見て、再びポートラムに乗って富山駅に戻る。

 

駅の「とやマルシェ」に、鱒の寿司を買いに立ち寄る。ここは、いろんなお店の鱒の寿司を、鱒の生さ加減や酢の効かせ具合などをレーダーチャートで比較できるようにして売っている。わかりやすくていい。この前は生っぽいのを食べたので、今回は酢がそこそこ効いているらしい「吉田屋」のを買ってみた。

 

15時12分発の電車で金沢へ戻る。ビールの酔いが回ったのか居眠りしているうちに着いた。

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